フード連合「第8回定期大会」開く〜2年間の運動方針・会費改定を決定97日)
2年間の方針を決定
 フード連合は、7日・8日、役員・代議員・オブザーバーなど358名が参加して、TOC有明で「第8回定期大会」を開催しました。大会では、この1年間の活動報告や新規加盟組合を紹介するとともに、@2009年春季生活闘争のまとめ、A2009〜2010年度運動方針、Bフード連合の会費の改定などすべての議案を決定しました。

 渡邉会長は挨拶の中で、政権交代が実現した第45回衆議院選挙について、加盟組合の各地での協力に感謝するとともに、「労働組合が政権与党を支持する立場に立つのは実質初めてのことであり、自らの立場と責任について再認識する必要がある」とし、産業政策を推進するうえで新たな局面に入ってきたとの考えを示しました。また、食品産業では、人口減少時代に入り食料消費の量的拡大が見込まれない中で、生き残りをかけた熾烈な競争が展開されているとし、労働組合として職場で働く組合員が生活と将来に不安を抱かぬよう、経営施策の展開に当たっては、労使間の事前協議制の徹底を担保する取り組みが必要と訴えました。

 続いて、古賀連合事務局長、川端食品産業政策推進会長議員懇談会会長(民主党副代表・衆議院議員)、西藤食品産業センター理事長から連帯の挨拶を受けたあと、この1年間の活動報告、新規加盟組合、決算報告などを承認しました。また、第45回衆議院議員選挙で当選を果たした城島顧問から、この間の支援のお礼と今後の決意表明を受けました。

新たな取り組みへガンバロー
 議案審議では、2009年〜2010年の運動方針では、@食品労働者の雇用の安定・確保と労働条件の向上、A食の安全・安心の推進と食品産業政策の実現、B食品労働者の総結集と組織の強化、C男女平等参画の推進の4つの課題に取り組むこととし、さらなる活動の充実を図ることとしています。また、産業別組織活動の維持・更なる充実のためには、会費の値上げは避けられないとし、今後2011年度までに2段階で40円の値上げをするという会費の改定についても、質疑応答のあと可決されました。

 新年度役員体制では、渡邉会長、江森事務局長の再選を決定するとともに、新たに副事務局長として山本健一氏(ニチレイ労組)を含む新役員を決定しました。
 大会は最後に、渡邉会長の「ガンバロー」で2日間の大会を終わりました。

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