フード連合 第16回労働セミナー 〜「労働法制関連について」「労働組合からみた経営分析講座」〜を開催65日)
「第15回労働セミナー」が開催された。今年は、全国11単組から18名が参加。
 5月26日(土)、27日(日)福岡県久留米市内において、11単組18名(事務局を含め23名)参加のもと「第16回労働セミナー」を開催しました。このセミナーは、組合役員としての知識を充実させ、各単組で直面する諸問題の解決策に活かしていくことを目的としています。

 1日目の冒頭、松谷 和重 会長の主催者代表挨拶に続いて、源 匡博 組織・中小局長より基調講演が行われました。内容としては「働き方改革」・「人づくり革命」に関する動向であり、ポイントを絞りながら分かり易く講演を頂きました。参加者もそれぞれのテーマについて背景を踏まえた課題、あるいは問題点等について理解を深めた様子でした。

経営分析講演を行う、岡市氏。
 続いて、株式会社コスモ情報センターの岡市 敏治 氏から「労働組合からみた経営分析講座」と題して、複式簿記の原理、賃借対照表(以下、B/S)と損益計算書(以下、P/L)の読み方、財務分析等について講演を頂き、労働組合役員として知っておくべき内容について理解を深めました。
 2日目は引き続き、岡市氏による経営分析講座を実施し、参加者が所属する会社の経営分析を行うべく、1日目の講義を存分に活かしながら、参加者自らの手でB/SとP/L、そして経営診断用のレーダーチャートを作成しました。その後、参加者自身で詳細な発表を行うなど、より実践的な内容を学習しました。


経営分析の資料作成のため、熱心に取り組む参加者。
 最後に渡辺 正二 中四国・九州ブロック局長より、「今回のセミナーで得られた知識を、自労組の交渉等でも十分に活かして欲しい」と閉会挨拶を行い、セミナーを終了しました。
 参加者の皆さんからは、「働き方改革の課題や計画についての理解が深まった」、「複式簿記の仕組みから経営分析まで短期間でもある程度理解できた」、「今回学んだ経営分析を活かし春闘交渉していく」、「他労組とも交流を図れて大変有意義な時間になった」等、大変前向きな声があり、好評でした。