フード連合 食の未来を考えるWebセミナーを開催(5月21日)611日)
日本生態系協会 関 専務理事
5月21日(金)、19単組62名(事務局含む)参加のもと「食の未来を考えるWebセミナー」を開催しました。このセミナーは、@産業政策に関する理解・浸透や食品関連産業の発展に資する現場起点の政策立案のインプットとすること、A食のプロとして「食」および「食文化」をより深く知り/より深く考える機会とすることを目的としています。
当初は「‟体験型“プログラム」と題して、一次産業の現場視察や体験を企画していましたが、昨今の新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえ、体験型の開催は見送り、その代替として「Webセミナー」を開催することとしました。
冒頭、伊藤敏行会長による主催者代表挨拶に続いて、青木大樹政策局長より本セミナーの目的について説明を行いました。
続いて、公益財団法人日本生態系協会 関健志専務理事より「持続可能な地域づくりに向けて〜持続可能な農業とは〜」と題する講演を頂きました。
講演では、「社会・経済の持続的発展のためにも生態系の維持が不可欠であること」「SDGsの観点からは、生態系全体に目を向ける必要があること」といった視点を提示いただき、様々な気づきを得ることができました。

常磐大学 安田尚道名誉教授
その後、常磐大学 安田尚道名誉教授より「営利原則の転換と労働組合の可能性」と題する講演を頂きました。講演では、「企業経営と労働組合」「現代の労働条件と生活の質」「ディーセント・ワークと労働組合」といったテーマを切り口に、労働組合がより身近な存在として世の中に貢献していくことのできる、その可能性についてお話しいただき、理解を深めることができました。
参加者からは、「労働条件に直結しない社会課題に対し、単組としてどう向き合うべきか考えさせられた。」「企業は営利原則での活動となる一方で、労働組合がどうやって世の中に貢献するか考える機会となった。」といった意見がありました。また、コロナ禍の収束後に「‟体験型“プログラム」の実施を希望する声が複数ありました。
フード連合では、引き続き、産業政策に関する理解・浸透や食品関連産業の発展に資する現場起点の政策立案のインプットとすること、及び、食のプロとして「食」および「食文化」をより深く知り/より深く考える機会を提供するための企画を検討してまいります。                                                           以 上