フード連合 グローバル研究会〜「国際労働運動についての講演」「各組織による情報交換」〜をWeb開催216日)
初の試みであったが、14単組28名(本部役員含め37名)が参加。
 2月2日(火)、14単組28名(事務局役員を含め37名)参加のもと「グローバル研究会」を開催しました。この研究会は、「グローバル」という単組で共通する横断的課題をテーマとした研究・情報交換を行うことで、加盟組合間の連携を更に強化すると共に、産別機能を強化(研究会で得た知見を集約し、加盟組合に波及させる)することを目的としています。

 冒頭、伊藤 敏行 会長の主催者代表挨拶に続いて、津崎 暁洋 副会長 兼 組織・財政対策委員長より研究会の目的、ねらいについて説明が行われ、参加者における事前認識の統一が行われました。内容としては「研究会が生まれた背景」、「ニーズとシーズの一致による加盟単組間での連携の必要性」などについて説明がなされ、参加者も理解を深めた様子でした。

講演を行う、IUF-JCC 鷲ア事務局長。
 続いて、IUF-JCC 鷲ア 英雄 事務局長より「国際労働運動の現状と課題」と題して、国際労働運動の構造、IUFとその活動、国際労働運動と課題等について講演を頂き、多国籍企業の労働組合役員にとって視座の広がる内容であり、参加者も理解を深めました。

 その後、武下 徳陽 組織・中小局長より、参加者より事前提出された内容について、そのポイントを共有しながら、グループディスカッションへ向けた論点提起等を行い、情報交換の進め方やグルーピングなどについて確認を行いました。グループディスカッションにおいては、「海外出向者に対する組合活動のやり方」、「海外オルグの頻度や方針」、「海外赴任規程」、またこれらに関連する事項について、幅広く情報交換が行われ、参加者間での交流に繋がる貴重な機会となりました。

今後の方向性について提起を行う、佐藤事務局長。
 最後に、佐藤 宏哉 事務局長より、「今回の研究会で挙げられた情報群のまとめを検討することに加えて、加盟組合間の連携をさらに進めるためにも、引き続き本研究会を継続していきたい」と提起を行い、参加者からの理解を得ながら、閉会となりました。
 参加者の皆さんからは、「国際労働運動の現状について、海外特有に課題があることなどを窺い知ることができ、参考になった」、「海外出向者に対してほとんど取り組みが出来ていない課題感があったが、グループディスカッションにおいて、先行取り組み中の加盟単組の状況を直接聞くことができ、貴重な情報交換の場となった」、「今後もこのような部会を超えた、産別加盟組織ならではの情報交換等が可能な企画を実施頂きたい」等、大変前向きな声があり、好評でした。
 フード連合ではこれらの声を踏まえて、引き続き、本研究会の企画検討を行って参ります。