フード連合 第17回労働セミナー 〜「労使協議」「労働組合からみた経営分析講座」「労働法制関連について」〜を開催628日)
「第17回労働セミナー」が開催された。今年は、全国11単組から21名が参加。
5月25日(土)、26日(日)北海道札幌市内において、11単組21名(事務局を含め26名)参加のもと「第17回労働セミナー」を開催しました。このセミナーは、労働運動の最新動向を学ぶとともに、組合役員としての知識を充実させ、各単組で直面する諸問題の解決策に活かしていくことを目的としています。

1日目は冒頭、松谷 和重 会長の主催者代表挨拶に続いて、「組合活動診断」、「労使協議」、「経営分析」の3つのテーマによる講演が行われました。特に「労使協議」では、用意した課題を元に、参加者および事務局とで労使の役割設定をし、模擬労使協議を行う中で、交渉前の事前準備や協議の進め方など、実践的な内容を学習しました。

模擬労使協議の様子。
2日目は引き続き「経営分析講座」とし、前日に学んだ賃借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)の読み方、財務分析などを踏まえ、参加者自身で実際に経営分析を行いました。その後、「働き方改革関連法について」の講演があり、2020年4月が施工期日の「同一労働同一賃金の対応」について、法整備や取り組みの進め方などについて学びました。

最後に布施 政彦 北海道・東北ブロック局長より、「今回のセミナーで得られた知識を、自労組の交渉等でも十分に活かして欲しい」と閉会挨拶を行い、セミナーを終了しました。
参加者の皆さんからは、「労使交渉、経営分析は組合活動において重要なことであり、今後に繋げていきたい」、「経営分析が組合活動の武器となることに気付くことが出来た」、「労使協議を行う上で事前準備の重要さを学べ勉強になった」、「法改正に伴って組合が何を行えば良いか理解出来た」等、大変前向きな声があり、好評でした。