フード連合 中四国・九州ブロック 第42回5・15平和行進529日)
フード連合の仲間
 日本復帰から47年を迎える沖縄で平和の大切さを訴える「第42回5・15平和行進」が17日午前9時30分、中北部・基地コースと南部・戦跡コースで始まった。初日は両コース合わせて国内外から820人が参加した。74年前に地上戦が行われた沖縄の地を歩きながら、平和への思いを新たにした。1945年6月23日沖縄戦は終結し、1952年4月28日サンフランシスコ平和条約が発効されましたが、沖縄は27年間米軍支配下におかれました。1972年5月15日沖縄は日本に復帰しました。しかし、復帰47年経った今も広大な基地はそのまま残り、在日米軍専用基地の70.6%が沖縄に集中し、基地から発生する事件や事故は後を絶たず、日常的に沖縄県民は危険にさらされています。「基地のない平和な沖縄」の実現を訴えた。それぞれが色々な思いを持って全国各地から参加して行われました。
 私たちフード連合の仲間は19日参加者2000人と共に宜野湾市役所(南ウィング)をスタートし宜野湾海浜公園までの8.2kmを行進しました。「辺野古新基地建設反対」「平和な沖縄を勝ち取ろう」と声を合わせた。フード連合の仲間は延べ98名が参加し「平和と暮らしを守る県民大会」の会場まで力強く行進しました。

5・15平和行進参加人数
 中四国・九州ブロック14名・全糖労12名・全たばこ労組66名・森永労組6名
2000の仲間と行進 宜野湾市役所出発

・・・参加者の感想・・・長谷川 扶亮(アサヒビール労組)
 まず、今回の沖縄平和行進に参加をさせて頂くに際し、お世話になった皆様、誠にありがとうございました。心から深く御礼を申し上げます。
 5/18(土)の沖縄森永乳業様での平和学習会では、ビデオ映像にて沖縄の平和に対する尋常でない住民の方々の想いを感じました。「こんなことが現実に・・・」と信じられない現状を知り、映像の中の住民の方々の想いの一片を背負って、翌日に控えた平和行進に取り組もうと胸が高まりました。
 5/19(日)の平和行進当日は、老若男女、加盟組織も違えば出身も違う多くの方々が参加されていることにまず強い衝撃を受けました。そしてその光景は、一気に私の平和行進に対する気持ちを熱くさせました。行進が始まると、私達に手を振る親子、手拍子をする杖を突いたおじいさん等、平和行進に声援を送って下さる方々が大変多くいらっしゃり、米軍基地の存在と平和に対する沖縄の方々の想いの強さというものを全身で感じました。
 一方で行進に反対をする人達がいること・米軍基地の存在を悪く考えていない方もいることも知り、この問題の複雑さも感じました。
 5/20(月)の南部戦跡廻りでは、陸軍病院20号壕・平和記念公園・資料館を訪れ、その全てに言葉を失いました。各所で目を閉じ、戦時中に広がっていた景色を想像すると足がすくみ、人々の悲鳴が聞こえてくる様な感覚を覚えました。家族・青春・友人そして命を失った方々の気持ちは、計り知れず、到底想像できるものではありませんでした。
 今回、沖縄を訪れ感じたことは、74年前の沖縄戦で起きた出来事は、戦争経験者の方々が語り継ぐだけでなく、平和行進の様な“伝えていく”活動があることで、沖縄の現状を知る方が"一人また一人"と増えていくのだということです。まさに私も今回のフード連合の企画に参加をさせて頂けたことで、その"一人"なりました。
沖縄戦について学習をさせて頂いた私にできることは、“今回感じた事を周囲の人々に伝えていくこと”だと考えます。3日間、沖縄で築かれてきた文化、また人々に触れ、沖縄の皆様にとって最良のかたちで米軍問題が終結に向かうことを願い、平和行進に込められた人々の想いが必ず広がっていく、
そう信じて止みません。
最後になりましたが、また中四国・九州のフード連合に加盟されている企業の皆さんとの交流はとても新鮮で、大変有意義な情報交換をさせて頂きました。
 皆様、誠にありがとうございました。
長谷川扶亮(アサヒビール労組) 平和行進に臨む

・・・参加者の感想・・・仲村 晶(全糖労 久米島製糖支部)

5.15平和行進

 今回、初めて平和行進に参加しましたが、離島からでは、ダイレクトに感じることができない貴重な体験をさせてもらいました。沖縄の本土復帰47年たった今でも、沖縄の基地の現状は変わらない状態で、憲法9条を守ろうとしない政府や、離島に自衛隊配備を進めたりと、県民の意思とは違う方向に向かったり等、改めて思い知らされました。行進では、県民のみならず本土の方たちも一緒に参加してくれて、徐々にではあると思いますが県外の方たちにも沖縄の現状が届き始めていると思います。改めて、5・15平和行進の大切さがわかりました。
 最終日には、全糖労委員長の新垣さんも一緒に行進できて良かったです。また、懇親会の方では酒を酌み交わし、行進の疲れも吹っ飛ぶ楽しい時間をすごさせてい頂きました。今回のメンバー全員で最終日まで行進できて良かったです。
 最後に、全糖労委員長の新垣さん、今回サポートしてくれた全糖労副委員長の平田さん、書記長の西銘さん、団長の濱里さん、副団長の盛山さん、全糖労各支部の皆さん、最終日に来てくれたゆがふ製糖の方々本当にありがとうございました。3日間お疲れ様でした。
仲村 晶(全糖労 久米糖支部)