2018春闘討論集会を開催しました1212日)
2018春闘討論集会を開催しました
フード連合は、2017年11月29日〜30日にニューウェルシティ湯河原で「2018フード連合春闘討論集会」を開催し、91単組241名にて2018春季生活闘争方針(素案)の提起に対して積極的な討論を行いました。
1日目の主催者挨拶で松谷会長は、世界経済の現状と見通し、衆議院解散総選挙の結果と政策制度の実現の必要性について説明がありました。次に、これまでの春闘における成果と課題について、2014春闘から2017春闘まで継続してきたベースアップ春闘について、各年のテーマとそれに沿った取り組みの評価および課題を述べられました。そして最後に、2018春闘に向けた環境認識を踏まえつつ、労働組合は社会経済の構造問題の解決を図る役割があり、グループ、部会、地区、あらゆる角度でそれぞれの単組の支援を行い、全体で盛り上げていかなければならないと述べられました。
次に千葉労働局長から、「2018春季生活闘争方針(素案)」と、具体的要求基準と要求に至った補足説明を行いました。「各単組の取り組みをフード連合全体ひいては社会に波及させていくことが魅力ある産業・企業につながっていく」という考えから、すべての加盟組合が『主役』となって2018春闘方針(素案)の要求項目に取り組むとする提起を行いました。
基調講演では、日本労働組合総連合会より総合労働局長村上陽子氏をお招きし、「非正規労働者の処遇改善に向けて〜無期転換ルールと同一労働同一賃金における労働組合の役割〜」をテーマに、無期転換ルールと同一労働同一賃金への対応を契機とした、非正規労働者の処遇・労働条件改善の取り組みの必要性についてご講演いただきました。

各分散会に分かれ2日間にわたって2018春闘方針について活発な討議を行いました
その後分散会形式にて12班に分かれ、@2018春闘を取り巻く環境について、A2018春闘方針(素案)の基本的な考え方・ポイントについて、B2018春闘にて成果を獲得するためには、Cその他2018春闘全般を通して、をテーマに1日目と2日目を合わせて約3時間に渡り、熱心かつ積極的な討論を行いました。
分散会後の全体集会では、代表して6つの班より、「賃金の引き上げ」「非正規労働者の処遇・総合労働条件の改善」「働き方の見直し」を中心に、分散会内で認識を共有、一致させた点や好事例等の討論結果が発表されました。
全体集会後に集会のまとめとして、佐藤事務局長より、すべての分散会で討論された内容を踏まえて闘争方針をブラッシュアップし、1月22日の中央委員会で執行部案を提起していきたい。また、スローガンにある通り、真の意味で「すべての組合が『主役』となって「底上げ」「格差是正」に取り組む」ため、実施計画に記載されている事務局の役割が記載以外にも、様々な労使関係や労使の状況がある中、一つひとつの組合と直接対話をさせていただきながら、各組合の真の成果につながる事務局としての貢献をしていきたいと述べられ、討論集会を終了しました。