5月20日（土）、21日（日）兵庫県神戸市内において、15単組38名（事務局を含め43名）参加のもと「第15回労働セミナー」を開催しました。このセミナーは、組合役員としての知識を充実させ、各単組で直面する諸問題の解決策に活かしていくことを目的としています。

　1日目の冒頭、鷲�ｱ 英雄 組織・中小局長の主催者代表挨拶に続いて、松谷 和重 会長より基調講演が行われました。内容としては「2017春闘」、「働き方改革（�@同一労働同一賃金 �A長時間労働の是正）」であり、ポイントを絞りながら分かり易く講演を頂きました。参加者もそれぞれのテーマについて背景を踏まえた課題、あるいは問題点等について理解を深めた様子でした。

　続いて、株式会社コスモ情報センターの岡市 敏治 氏から「労働組合からみた経営分析講座」と題して、複式簿記の原理、賃借対照表（以下、B/S）と損益計算書（以下、P/L）の読み方、財務分析等について講演を頂き、労働組合役員として知っておくべき内容について理解を深めました。
　2日目は引き続き、岡市氏による経営分析講座を実施し、参加者が所属する会社の経営分析を行うべく、1日目の講義を存分に活かしながら、参加者自らの手でB/SとP/L、そして経営診断用のレーダーチャートを作成しました。その後、参加者自身で詳細な発表を行うなど、より実践的な内容を学習しました。

　最後に伊藤 敏行 中部・関西ブロック局長より、「今回のセミナーで得られた基調講演の内容と経営分析に関する知識を、自労組でも十分に活かして欲しい」と閉会挨拶を行い、セミナーを終了しました。
　参加者の皆さんからは、「全く知識のなかった財務や経営に関して学べたことで、ひとつひとつが全てリンクし、繋がっていることが良くわかった」、「労使交渉の際、今回のような経営分析数字に基づいた話をしていきたい」、「なにより他労組とも交流を図れたことは大変有意義であった」等、大変前向きな声があり、好評でした。