第40回5・15平和行進65日)
フード連合の仲間 (瀬嵩海岸)
 第40回5・15平和行進が12日午前9時30分、中部基地コース、南部戦跡コースで一斉にスタート。国内外から940人が参加し、72年前に地上戦が行われた沖縄の地を歩きながら、平和への思いを新たにしました。1945年6月23日沖縄戦は終結し、1952年4月28日サンフランシスコ平和条約が発効されましたが、沖縄は27年間米軍支配下におかれました。1972年5月15日沖縄は日本に復帰しました。しかし、復帰45年経った今も広大な基地はそのまま残り、在日米軍専用基地の70.6%が沖縄に集中し、基地から発生する事件や事故は後を絶たず、日常的に沖縄県民は危険にさらされています。
 政府は名護市辺野古に新たな基地建設を強行しています。その建設現場を見渡せる名護市の瀬嵩海岸で14日「復帰45年5.15平和とくらしを守る県民大会」が開かれました。
 参加者2200名と共に新基地建設反対など訴えながら、シュプレヒコールをし、名護市大浦の「わんさか大浦パーク」まで行進しました。

竹本京子さん(キリンビール労組) 県民大会(瀬嵩海岸)
【感想文】

 5・15平和行進参加の皆様お疲れ様でした。
 私自身初めての平和行進で、正直3日間完歩できるか不安でした。初日は、炎天下の中で20kmを歩きました。翌日には大雨により予定されたコースを途中で断念せざるをえないハプニングもありましたが、仲間の皆様と共に励まし合いながら無事に行進出来たことを大変うれしく思っています。最終日14日の平和とくらしを守る県民大会では2000人を越える人々が集い、ガンバロー三唱で平和への願いを訴えました。多くの人々やのぼり旗の数を見て、改めて団結と結束する力の偉大さを感じることが出来ました。
 今回の平和行進を通して、新聞やテレビだけでは決して伝えることができないこと、色々な立場の方の声に直接耳を傾けなければ分からないことを行進しながら実際に肌で感じたことをしっかり持ち帰って、自分自身の生活を守る為に、未来の子供たちが安心して暮らせる為にも自分が出来ることから始めていきたいと思います。
 今回、天候不良とはいえ予定のコースを完歩出来なかった無念をはらすためにも、また参加して平和と向き合っていく時間をより濃いものにしたいとおもいます。

全沖縄製糖労働組合 石垣島製糖支部 大益 光太郎


【感想分】

 今までの自分は、沖縄の平和問題について、いかに無知で無関心だったかを
今回の2017年「5.15沖縄平和行動」(1日目の平和学習会、2日目の県民大会参加)に参加して思い知りました。
 45年前「即日無条件全面返還、平和な島・沖縄」を強く望んだ復帰の思いとは裏腹に日米安保条約により復帰から45年経った今もなお、米軍基地が居座り続け強化・拡大していたのです。
 この事実を一人でも多くの方に伝えていかなければいけないし、戦争を風化させてはいけないと思いました。
 戦争を知らない私たちが、沖縄の現状を知り、自分の言葉で平和の大切さ・尊さを後世に語り継ぐことが義務であり・使命であると感じました。
 最後になりましたが、渡辺ブロック局長、沖縄地区協の方々、沖縄森永労組の皆様、大変お世話になりました。この2日間で体験した貴重な経験を自分の言葉で後世に伝えたいと思います

キリンビール労組 岡山工場支部  竹本京子(岡山地区協 事務局長)