2016年度中央要請1118日)
礒崎陽輔農林水産副大臣に要請
フード連合糖業部会の活動として中央要請を行いました。〜「砂糖制度の堅持及び経営安定対策・サトウキビ生産振興等の要請」として、農林水産大臣や国会議員への支援要請、農林水産省との意見交換の場において沖縄、鹿児島の基幹作業であるサトウキビ農業の情勢について活発な意見交換が行われました。〜
(2016年10月17日)

フード連合及びさとうきび委員会(奄美熊毛糖連・全糖労)は、砂糖制度の堅持及び経営安定対策・サトウキビ生産振興等の要請を山本有二農水大臣(礒崎陽輔農林水産副大臣対応)及び両県選出国会議員へ提出すると共に、農水省との意見交換会を行いました。
 今回の要請行動はTPP特別委員会(加糖調整金全体の輸入量の増加により、調整金収入が減少する可能性があることから、国は「加糖調製品の調整金の対象とする」べく、糖化調整法の改正を含む「TPP関連案」について)が開催されている中での要請行動となりました。磯崎陽輔農林水産副大臣に対して、さとうきび委員会代表として管野代表より「糖化調整法の維持」・「生産振興対策」・「担い手育成」の3つの項目を柱とした要請書の主旨説明がありました。生産農家の高齢化、離島ならではの人口減少に伴う担い手不足による単収低下の実情を説明し、今後も継続的な支援の要請を行いました。磯崎陽輔農林水産副大臣より、担い手不足の問題は南西諸島に限らず対応しなければならない課題であると認識していると同時に、サトウキビは沖縄・鹿児島にとっては大事な基幹作物でTPPの重要品目にも入っており、加糖調製品への関税強化を含め今後も守っていかなければならないとの旨の発言がありました。

農林水産省生産局との意見交換会
 同日の午前中には農林水産省当局との意見交換会を行い、沖縄県及び鹿児島県の状況説明を各委員長より行いました。その後、要請書各項目についての説明を全糖労・奄美熊毛糖連の各担当より行い、対応にあたった生産局より事前提出の要請項目についての回答がありました。
約1時間という短い時間での意見交換の場でしたが、各島々の現状、支援事業の成果・実績・課題等について忌憚ない意見交換ができました。
 その後は、鹿児島・沖縄両県選出の国会議員への要請及び意見交換会を行い、訪問予定議員(秘書対応を含め)全員に会い要請書を提出し、サトウキビの現状の説明を行いました。また、今回は玉木雄一郎議員の尽力によりTPP特別委員会を傍聴することができ貴重な体験となりました。