連合/教育文化協会 共催 第11回労働法講座(基礎コース)に参加1031日)
今年は16単組から27名が参加。
10月18日(火)、19日(水)連合会館において、16単組27名(事務局を含め29名)参加のもと、連合/教育文化協会共催による「第11回労働法講座(基礎コース)」が開催されました。この講座は、組合役職員として労働法制に関する基礎的な理解促進を図ることで、各単組及び職場で直面する労働相談等の解決に活かしていくことを目的としたものです。

1日目の冒頭、(社)教育文化協会 理事長の南雲 弘行 氏の開会挨拶に続いて、明治大学法科大学院 教授の野川 忍 氏より「@労働法の必要性・役割と全体像」「A労働基準法等について(労働基準法/労働契約法/最低賃金法/労働安全衛生法など)」と題して、労働法による労使関係の支配、労働基準法の原理と就業規則等についての講義が行われました。

野川氏による労働組合法等の講義。
2日目は、慶應義塾大学法科大学院 教授 森戸 英幸 氏より「@労働組合法等について(労働組合法/労働紛争解決システムなど)」「Aその他労働関係法について(男女雇用機会均等法/育児・介護休業法/パートタイム労働法/労働者派遣法など)」と題して講義が行われました。団結権、団体交渉権、団体行動権の労働三権を始めとして、不当労働行為救済制度、労働委員会等の労働紛争解決システム、男女雇用機会均等法や育児・介護休業法、さらには労働者派遣法等に至るまで、各種判例を踏まえながら理解を深めました。

続いて、連合東京アドバイザー 高村 豊 氏より「労働相談の現場から労働法の活用を学ぶ」と題し、各種労働相談を事例として挙げながら、労働法と判例活用に向けたより実務的な講演が行われました。その後、連合総合労働局長 村上 陽子氏より「連合の雇用・労働法制の取り組み」と題し、労働者派遣法改正、ホワイトカラー・イグゼンプション等に関する連合の取り組みについて講演が行われ、「労働相談への活用」「連合の取り組み」それぞれについて参加者は理解を深めました。

最後に、同 村上氏よりまとめとして「今回の講座内容をぜひ職場、組合でも活かして頂きたい」と閉会挨拶があり、第11回労働法講座(基礎コース)は終了となりました。