国際連帯を推進するフード連合へ〜韓国・全国化学労働組合連盟との定期交流を実施〜722日)
 フード連合では、国際連帯の観点から連合や国際労働財団、国際労働団体、海外関連組織との国際交流活動を行っています。その中で世界の食品関連労働組合との関係づくりに取り組む活動の一環として、韓国・全国化学労働組合連盟との定期交流を実施しています。韓国側および日本側それぞれの派遣団が隔年で現地訪問し、産別間での意見交換・現地職場訪問等を通して交流を図っている中で、今年度は韓国・同連盟より2名、同構成単組より1名の計3名の代表派遣団を日本側へ招致しました。

フード連合本部における活発な意見交換会
 交流1日目の7月12日(火)、フード連合本部会議室において、冒頭、松谷会長より主催者代表としての挨拶の後、それぞれの産別概要等を説明の上で相互に意見交換を行いました。韓国側、日本側双方より多くの質問が出され、産別内での課題、とりまく情勢を踏まえた今後の労働組合の在り方についてなどが話され、大変充実した意見交換会となりました。

サントリー白州蒸留所において、ガイドの説明に聴き入る派遣団
 2日目はフード連合加盟組織の職場訪問として、「サントリー白州蒸留所」を訪問しました。現地では蒸留所におけるウィスキー製造工程および天然水製造工場の見学に加え、サントリー労組との意見交換会を実施しました。意見交換会では当該労組の中央副執行委員長・渡邊氏よりサントリーグループの概要をはじめ、具体的な組合活動等の説明が行われるなど、派遣団も大変な興味を示していました。

キッコーマン労組執行部と共に
 3日目も同じく加盟組織の職場訪問として、「キッコーマンもの知り醤油館 野田工場」を訪問しました。現地では醤油の製造工程を映像で学んだ後、工場内での展示等を実際に目視するなどの見学に加え、キッコーマン労組との意見交換会を実施しました。意見交換会では当該労組の中央執行委員長・津崎氏の挨拶に始まり、執行部よりキッコーマングループの概要、組合の歴史や労使関係、現在の組合活動内容等の説明が行われ、派遣団からも多くの質問が出るなど、意識の高さが感じられました。
 その他にも日本の多くの歴史や文化にも触れながら、4日目の最終日、派遣団は無事、帰国の途に就きました。

連帯を込めて
 今後も定期的な交流を重ね、世界の食品関連労働組合との関係づくりに取り組んでいきます。