中部・関西ブロック主催の女性組合員学習交流会を開催しました。628日)
6/25大阪会場に参加された皆さん
 中部・関西ブロック主催の女性組合員学習交流会が、6月4日(土)静岡、6月25日(土)大阪で開催され、男女あわせて総勢23単組58名(静岡:12単組31名、大阪:11単組27名)が参加しました。

 基調講演として、静岡では、連合静岡企画・教育局長 内山千穂氏より「働き方見直しの実践に向けたワークライフバランス」ついて、大阪では、特定社会保険労務士 西本恭子氏より「ハラスメント対応スキルを身につける〜自分も他者も大切に〜」をテーマに講義を受けました。
 静岡開催の講師である内山千穂氏からは、DVDによる事例を参考に、ワークライフバランスの本来の意味について参加者全員で考えました。「ワークライフバランスは、企業の福利厚生と理解されている方が多いと思いますが、ワークライフバランスの推進は、社員の生活の充実(インプット)を、仕事へのアイディア(アウトプット)に活かし、企業の業績アップにつなげる、まさに企業戦略である」と話されていました。
 大阪開催の講師である西本恭子氏からは、ハラスメント(セクハラ・パワハラ)についてロールプレイングを交え、グループワークを行いました。
パワハラの当事者にならないためには、ワークライフバランスがとれた働き方を考える、自分のコミュニケーション方法を変え、相手との関係性を変える(アサーティブコミュニケーションを身につける)等アドバイスいただきました。
ハラスメントとは、私たち一人一人の人権を侵害する行為であり、誰もが加害者、被害者になる可能性があります。
西本恭子氏より講義の結びに、「誰もが人生の主人公、誰の人生も外的圧力(比較、非難、偏見や差別)で可能性を限定されてはならない。“自分も他者も大切に”」と話されていました。

 両開催地共、基調講演後は、男女平等担当であるフード連合組織・中小局より、「男女平等参画推進策〜築こう!food社会」と題し、フード連合の取り組みについて報告があり、その後、参加者全員で、〜あなたが考える理想の働き方に向けて、今できることから始めよう〜をテーマに、グループディスカッションを行い、グループ毎に発表しました。

 参加された皆さんが、基調講演で学んだこと、ディスカッションで得た他労組の情報をヒントに、それぞれの単組で、職場で、まず自分たちができることから始めてみましょう。
長時間労働が当たり前の職場、男性中心型労働慣行の社会の風土(フード)を変えるのは、私たち労働組合の大きな役目です。
(フード連合 中部・関西ブロック局長 伊藤敏行)

グループディスカッションの様子(6/4静岡会場)