フード連合 第3回フレッシュ役員セミナー 〜 「アサーティブコミュニケーション」「職場課題解決に向けたケーススタディ」〜 を開催530日)
「第3回フレッシュ役員セミナー」が開催された。今年は、全国12単組から33名が参加。
 5月21日(土)、東京・専売ビル3F会議室において、12単組33名(事務局を含め38名)参加のもと「第3回フレッシュ役員セミナー」を開催しました。このセミナーは、新任役員および将来の組合役員候補の組合員が、組合活動を推進していく上で必要な「コミュニケーションスキル」や「組合役員としての意義」を学び、これからの労働運動の課題等を含めた情報交換を行うことを目的としています。

 冒頭、松谷和重会長の開会挨拶に続いて、特定非営利活動法人アサーティブジャパン・桜沢信江氏を講師に、「アサーティブコミュニケーション」について講演が行われました。「アサーティブ」とは、「自分も相手も尊重した上で、誠実に、率直に、対等に、自分の要望や意見を相手に伝える」ためのスキルです。参加者は、各単組の様々な役職・職種の人と二人一組となってロールプレイを行ない、自分の感情や要求、意見の適切な表現方法を身につけていきました。

組合役員としての意義等について、講演する村杉氏。
 続いて、労働研究センター・会長 村杉 靖男氏を講師に、「職場課題解決に向けたケーススタディ」と題して講演が行われました。導入講義として、「今日の職場環境変化」、「労使関係希薄化の危険信号」、「新たな組合活動への挑戦」、「労使協議の充実、強化」、「組合役員としての意義」等を学んだ上で、組合活動における3つのケース(組合員からの要望があったら、組合員の職場が無くなったら、組合員から内部告発を受けたら)を材料としてグループ討議を実施しました。参加者はそれぞれのグループでケーススタディを行う中、「自組織であればどう対応するか」を大いに討議した上で、その結論を発表し合うなど、その理解を深めました。

 参加者の皆さんからは、「普段あまり意識していない感情の言語化などを学ぶことが出来た、アサーティブを常に意識して自分のものにしていきたい」、「コミュニケーションの中で感情を込めることの重要性を確認できた」、「組合役員を担っていく上でとても重要なことをケーススタディにより積極的に学ぶことが出来た」、「セミナーで学んだ内容を単組に帰って組合活動に活かして行きたい」と好評でした。