フード連合 第14回労働セミナー 〜「労働法制の規制緩和」「労働組合からみた経営分析講座」〜を開催524日)
「第14回労働セミナー」が開催された。今年は、全国15単組から35名が参加。
 5月14日(土)、15日(日)埼玉県さいたま市内において、15単組35名(事務局を含め41名)参加のもと「第14回労働セミナー」を開催しました。このセミナーは、組合役員としての知識を充実させ、各単組で直面する諸問題の解決策に活かしていくことを目的としています。

 1日目の冒頭、松谷和重会長の主催者代表挨拶に続いて、フード連合顧問弁護士(東京共同法律事務所)の宮里邦雄氏から「労働法制の規制緩和について〜労働法制の改定内容と問題点〜」と題して、派遣労働の規制緩和、改正派遣法下における労働組合との取り組み、解雇規制の緩和、規制緩和が労働者にもたらしたもの等について講演を頂きました。

岡市氏による経営分析講座。
 続いて、株式会社コスモ情報センター・岡市敏治氏から「労働組合からみた経営分析講座」と題して、複式簿記の原理、賃借対照表と損益計算書の読み方、財務分析等について講演をして頂き、労働組合役員として知っておくべき内容について理解を深めました。
 2日目は引き続き、岡市氏による経営分析講座を実施し、参加者が所属する会社の経営分析を実習形式で学んだ上で、参加者自身による発表を行うなど、より実践的な内容を学習しました。

 最後に羽倉祐一関東ブロック局長から、「今回のセミナーで得られた労働法制の規制緩和に関する知識と経営分析について、自労組でも十分に活かして欲しい」と閉会挨拶を行い、セミナーを終了しました。
 参加者の皆さんからは、「法改正に関する知識を持つことの重要性を実感した」、「実践的な会社の経営分析を行ったことで、今後の労使交渉等でも十分に活かしていきたい」、「他労組とも交流を図れたことは大変有意義であった」等、大変前向きな声があり、好評でした。