多様化する業種への対応〜未加盟組合も参加し、卸・物流部門連絡会を開催〜215日)
未加盟労組含め14労組が参加しました。
 2月10日(水)、フード連合本部会議室で「卸・物流部門連絡会」を開催し、全体で14単組27名(未加盟の4労組7名を含む)の参加となりました。
 大手食品企業の多くが独自の卸・物流企業を持つ近年、グループ内の卸・物流企業の組織化と、フード連合への加盟が増加してきています。そうした中で今回の参加組合は、食品メーカーまたは食品卸の一部門として物流管理部門がある労組、そして運送業、倉庫業の労組など、多様性のある顔ぶれとなりました。
 冒頭、山本事務局長の挨拶の後、「フード連合2016春季生活闘争方針」についてフード連合HP掲載の動画による説明を行い、各産別の取り組み方針についても情報共有を行ったうえで、今春闘で労働組合として取り組むべき課題について参加者全員で意見交換や質疑応答を行いました。また今後、卸・物流部門として活用するための労働条件調査について取り組むことを確認して、終了しました。

 尚、主な意見交換事項は、下記の通りです。

【意見交換事項】
・2016春闘における要求の水準や交渉、長時間労働等の共通の課題について、意見交換を行いました。
・物流業界での慢性的な人材不足による労働時間増加への対策、また有給取得の状況やその取得率について、現状とその課題について意見交換を行いました。
・親企業組合と連携をより堅実なものとし、物流関連の労働組合としての交渉力を高めるため、食品物流関連の労組同士の連帯を強めていく必要があることについての方向性を共有しました。
・食の安全・安心を共に担っている物流関連企業労組同士の連携の機会が少ないという問題を再認識し、連携の機会を増やすため、フード連合が主催するこうした取り組みを継続して続けていくべきという意見が出されました。

 次回は7月の開催を予定しており、今春闘の取り組み結果の報告および、労働条件調査への取り組み、多様化する職場の課題について情報交換を行っていきます。