友誼組合も参加し、卸・物流部門の情報交換会を開催729日)
友誼組合(未加盟)含め12労組が参加しました。
 7月14日(火)、「物流部門関連労組情報交換会」を友誼組合(未加盟)の6単組10名を含む、12単組26名(事務局含む)の参加のもと開催しました。
 大手食品企業の多くが独自の物流企業を持つ近年、グループ物流企業の組織化と物流関係組合のフード連合への加盟が増加してきています。
 今回は、運送業、倉庫業の労組以外にも食品メーカーまたは食品卸の一部門として物流管理部門がある労組、物流企業へ出向している組合員が多く存在している労組など多様性のある顔ぶれとなりました。
 冒頭、山本事務局長の挨拶の後、「フード連合2015春闘の振り返り」として説明を行ない、労働界、世間情勢を踏まえた上で、全体で、来春闘で労働組合として取り組むべき課題について情報共有を行ないました。また、組合運営や組合活動における課題などについて、参加者全員で意見交換や質疑応答を行ないました。
 
 主な意見交換事項は、下記の通りです。

【意見交換事項】
◆卸、物流業界における労働条件に関する課題(賃金体系、時間外・長時間労働、人事制度、有休取得等)について、意見交換を行ないました。諸課題への対策として、「労働条件に関する実態調査」の実施等、方向性を共有しました。
◆卸、物流業界での慢性的な人材不足とその対策、またコンプライアンスの克服について、現状とその課題について意見交換を行ないました。
◆親企業組合と連携をより堅実なものとするため、「グループ労協」等の場で議論を深めると同時に、物流関連の労働組合としての交渉力を高めるため、食品物流関連の労組同士の連帯を強めていく必要があることについても方向性を共有しました。
◆食の安全・安心を共に担っている物流関連企業労組同士の連携の機会が少ない、という問題を再認識し、連携の機会を増やすため、フード連合が主催するこうした取り組みを継続して続けていくべきという意見が出されました。