〜心の健康について考える〜安全衛生担当者会議が開催されました826日)
会議の様子
 2014年8月5日(火)安全衛生担当者会議がフード連合会議室で開催され、14単組の担当者19名が参加しました。
 「安全衛生担当者会議」は、年1回、各単組の安全衛生担当者に加え、安全衛生活動を啓発する目的として広く参加者を募り、学習会や工場見学を中心として開催しています。今年は6月19日に国会で成立した「改正労働安全衛生法」に関連したテーマについて、学習会および加盟組合との意見交換会を実施しました。
 五野労働局長の開会挨拶に始まり、「フード連合 労働安全衛生活動」について、@労働安全衛生活動の枠組みとなる「第12次労働災害防止計画」や「連合の安全衛生取組指針」Aフード連合運動方針・実施計画における労働安全衛生活動の位置づけB運動方針・実施計画に基づく具体的な取り組み内容の報告を行いました。

講演する連合の新谷総合労働局長
 その後、連合の新谷信幸総合労働局長から、「改正労働安全衛生法・メンタルヘルス対策・過重労働防止」をテーマに、@「改正労働安全衛生法」に関する連合の取り組みについて、A厚労省 改正労働安全衛生法関係、B「日本再興戦略」改訂2014(労働関係抜粋)、C労働時間規制に関する連合の考え方、D労働政策審議会労働条件分科会資料(過重労働)に関する講演をいただきました。
 講演の後、近年社会問題化している「メンタルヘルス対策について」、@職場におけるメンタルヘルス不調の発生状況、A企業・単組のメンタルヘルス対策の取り組み内容、B職場のパワーハラスメント対策の取り組み内容の3つの視点から、単組参加者と連合 新谷局長で意見交換を行いました。
 メンタルヘルス対策の具体的な取り組みとして、一次予防を目的としたストレスチェック制度を外部に委託し傾向把握を行っている、二次予防を目的とし、主治医・産業医による相談対応、そして、三次予防を目的とした復職プログラムの創設・利用状況等の確認を行っているなどの報告がありました。また、パワーハラスメント対策の取り組みとして、中間管理職になりたての人に対する研修や、内部通報の前に組合に相談するための窓口を設けているなどの報告がありました。
 メンタルヘルスについては決定打となる対策が難しく、取り組みの成果が見えにくい分野ではありますが、企業・組合の枠をこえて、働くすべての人の「心の健康」のために活動していきましょう。