北海道ブロック女性組合員学習交流会を開催 625日)
「労働組合における女性参画の現状」を話す羽倉組織・中小局長
 北海道ブロック主催の女性組合員学習交流会が6月14日(土)、札幌市内で開催され、男女あわせて総勢9単組25名が参加しました。
 司会を務める北海道地区協・布施事務局長(全日糧労組)の進行の下、主催者を代表してフード連合・山田北海道・東北ブロック局長が開会挨拶を行ない、参加者に「男女平等参画」の必要性と意義を話すとともに、労働組合がこの観点を持って活動していくことの必要性について話しました。
 続いて、基調講演として、連合北海道女性委員会副委員長である自治労全道庁・小原康子氏をお招きし、「労働組合役員を経験して思うこと」をテーマに講演頂きました。
 連合女性委員会活動の紹介と自治労北海道本部女性部(全道庁)の活動を紹介するともに、男女平等の意義、歴史、現状の課題にふれ、実現に向けた取り組みについてご自身の経験を踏まえ、話しをされました。
 講演の中で、「固定的性別役割分担意識」「各分野における男女の地位の平等感」などの統計データをもとに問題提起するとともに、女性自身が主体的に取り組む必要性について話をされました。
さらには、女性の参画率向上のためには、労働組合のあり方も含め、あらゆる場面においても「ロールモデルとしてのパイオニアの存在が大切である」とその必要性について話し、「女性組合員が率先して組合役員を担っていくんだという気持ちを持って、積極的に組合活動に参画していって下さい」「男性組合役員も意識改革し、保守的と見られるようなこれまでの活動から脱却し、先進性と積極性を持って組合活動を行うとともに、女性組合役員の登用を進め、組合活動の充実に向けて取り組んでいってください」と参加者にエールを送りました。
 

 9単組25名が参加し、熱心かつ前向きな議論と活発な意見交換を行ないました。
 続いて、フード連合・羽倉組織・中小局長より「労働組合における女性参画の現状」と題し、@男女平等を取り巻く状況、A連合のとりくみ(第4次男女平等参画推進計画)、Bフード連合のこれまでのとりくみ〜「ポジティブアクション20」〜について話し、最後にグループディスカションを行ないました。
グループディスカッションでは、参加者は単組の活動に活かそうと、熱心にかつ前向きに議論し合い、大変活発な意見交換が行われました。
 最後に、北海道地区協・奥山議長(キリンビール労組)がまとめとして閉会挨拶を行ない、学習会交流会を終了しました。