フード連合 フレッシュ役員セミナー〜「労働組合役員として必要なコミュニケーションスキルと経営分析を学ぶ」〜を開催 617日)
「アサーティブ・コミュニケーション」の様子
 5月23日(金)〜24日(土)、東京・専売ビル3F会議室において、17単組36名参加のもと「フレッシュ役員セミナー」を開催しました。このセミナーは、組合役員および将来の組合役員候補が、組合役員として必要なコミュニケーションスキルと経営分析を学び、これからの労働運動の課題等の情報交換を行うことを目的としています。
 1日目は、山本健二事務局長の主催者代表挨拶に続いて、NPO法人アサーティブジャパンの竹崎かずみ氏を講師に「アサーティブ・コミュニケーション」が行われました。「アサーティブ」とは、「自分も相手も尊重した上で、誠実に、率直に、対等に、自分の要望や意見を相手に伝える」ためのスキルです。
参加者は、各単組の様々な役職・職種の人と二人一組となってロールプレイを行ない、自分の感情や要求、意見の適切な表現方法を身につけていきました。
 その後、会場を移して交流会を行ない、参加者同士の懇親を深めました。

岡市講師の講演を熱心に聴き入る単組・地区協役員
 2日目は、株式会社コスモ情報センターの岡市敏治氏から「労働組合からみた経営分析」と題して、複式簿記の原理、貸借対照表と損益計算書の読み方、財務分析等について講演をして頂き、労働組合役員として知っておくべき内容について理解を深めました。
 また、事例研究として、参加者が所属する会社の過去3年分の決算短信の分析を行いました。岡市講師からのコメントは参加者から好評でした。
 最後に羽倉祐一組織・中小局長が、「今回のセミナーで得られた、コミュニケーションの重要性や経営分析の方法について、自労組でも十分に生かしてほしい。」と閉会挨拶を行ない、セミナーを終了しました。
 参加者の皆さんからは、「普段のコミュニケーションを振り返ることができ、具体的にどう改善していくべきか見直す良い機会になった」「事例・実演を交えた内容で、分かりやすく説明いただいたので、よく理解できた」「会社経営を理解するために必要な基本的知識を、理解することができた」「通常であれば2日間以上かかる内容をコンパクトにまとめていただき、密度の濃い内容であった」「セミナーで学んだ内容を単組に帰って組合活動に活かして行きたい」と好評でした。