「力を合わせよう!心をつなげよう!みんなの暮らしの底上げ実現のために」 第85回メーデー中央大会が開催されました513日)
 4月26日(土)、第85回メーデー中央大会が東京代々木公園で、約40,000名の連合傘下の組合員、家族の参加のもと開催され、フード連合からも30単組約500名が参加しました。
 冒頭、主催者を代表して古賀実行委員長(連合会長)は、「本年のメーデーは、労働者保護ルールの改悪にストップをかけるべく、「STOP THE 格差社会!暮らしの底上げ実現キャンペーン」の一環として位置づけ、全国で特別決議を採択することにしている。働く者の声をしっかり受けとめ、いま、政治がやるべきことは何か熟慮していただきたいとの考えから、広く各政党にお声がけさせていただいた。」と、本メーデー中央大会に込めた思いについて述べた。そのうえで、「連合は今年で結成25年を迎える。“すべての働く者の幸せの実現のために力を結集する”という結成の原点を忘れずに、積極的な運動を展開し、時代を切り拓いていこう。」と参加者に呼びかけました。

主催者を代表して挨拶する古賀実行委員長(連合会長)
 次に、自民党政権の総理大臣として、13年ぶりにメーデー中央大会への出席となった安倍内閣総理大臣が政府を代表して、「安倍政権は発足以降、経済成長を第一に“三本の矢”の政策を進め、いま、確実にデフレから脱却しつつある。日本を豊かにするために、与野党やさまざまな立場の違いを超え、デフレ脱却のチャンスをつかむ必要がある。企業の収益が賃金の向上につながり、働く人が景気回復を実感できるよう全力を尽くす。」と述べました。
 引き続き、田村厚生労働大臣、前田東京都副知事、民主党、日本維新の会、公明党、みんなの党、結いの党、生活の党、社会民主党、新党大地、新党改革のから来賓の挨拶がありました。
 続いて、NPO・NGO連帯の挨拶、非正規労働者からの訴え、東日本大震災被災地からのアピール、「メーデー宣言」の採択、「特別決議」の採択が行われ、最後に、氏家実行委員長代行による「がんばろう三唱」で式典を締めくくりました。
 また、式典と並行し会場内では労働組合、NPO・NGO、政党など70団体が各種イベントやブースの出店を行い、「労働者の祭典」に彩りをそえました。

◆資料
・第85回メーデー宣言
・第85回メーデー特別決議