フード連合東北ブロック中小労組代表者会議を開催320日)
3月15日(土)に東北ブロック中小労組代表者会議を仙台で開催
 3月15日(土)、東北ブロック中小労組代表者会議が仙台市内にて開催され、単組代表者と本部役員を含めた総勢26名が参加しました。
 冒頭、山田北海道・東北ブロック局長の挨拶の後、松谷会長より2014春闘情勢報告を行いました。報告の中で、松谷会長は「大手労組の交渉では、経営側が、『固定的構造的コスト増には国際競争力の点から応じられない』という従来同様の否定的な姿勢や、『物価が動いている中で要求には応えられない』という反応を示した例もあった。また、フード連合が掲げる賃上げ要求への否定的な発言も散見された。」としたうえで、1975年に狂乱物価の沈静化を目的に、賃上げ要求の抑制を当時の鉄鋼労連などが受け入れたことに触れ、「今回は経営側が積極的に動くべきであり、そうした状況にあっても先行した大手・主要労組が今春闘をリードし、一定の成果を挙げてくれた。」と強調するとともに、「デフレ脱却のためには賃上げが必要であるということを労働界は長年訴えてきたが、ようやくチャンスが巡ってきた。この機会を逃したらどうなるかといういわば『剣が峰』として位置づける必要がある。緩やかなインフレに持っていかなければならない。その最大の効果を生むことこそ、今春闘である。」「大手企業のみの賃上げではデフレは脱却しない。中小労組が賃上げ回答を引き出せることにこそ、世の中においての価値がある。その気概を持って、週明けからの春闘交渉に臨んでほしい。」と力強く語りました。

「大手企業のみの賃上げではデフレは脱却しない。中小労組が賃上げ回答を引き出せることにこそ、世の中においての価値がある」と単組にエールを送る松谷会長
 その後、各単組代表者より近況報告を受けるとともに、今春闘の取り組み状況など、出席者がそれぞれ発言し、お互いの経験をもとに全体での意見交換と情報共有を行いました。
 その後、「中小労組における連合・フード連合の闘争体制」、「東北ブロック2013年度実施計画」「フード連合トップセミナー」などについて山田ブロック局長より報告し、各代表者との意見交換を行いました。
 最後に、地域におけるフード連合運動の推進と命を育む食品関連産業に誇りの持てる賃金をめざして、要求から交渉、そして妥結に至るまで、責任を持って2014春闘を力強く闘い抜くことを誓い、会議を終了しました。
(フード連合北海道・東北ブロック局長 山田 毅)