フード連合福島地区協議会が「2014春闘討論(決起)集会」を開催311日)
フード連合福島地区協議会が2014年春季生活闘争決起集会を開催しました。
 3月1日(土)、コラッセふくしま(福島県福島市)にてフード連合福島地区協議会(以下、福島フード連合)が「2014春闘討論(決起)集会」を6単組21名の参加もと開催されました。
 福島フード連合を代表して、武田与士夫議長(柏屋労組)から、「東日本大震災から3年の月日が経とうとしているが震災からの復興・再生は未だ道半ばである。加えて福島は、原発事故の解決なくして福島の再生はない。我々は、福島の復興・再生に全力を尽くし、その社会的役割を果たしていかなければならない。」「そのためには、命を育む食品関連産業に働く仲間達との団結を強め、2014春闘においてすべての労働者の処遇改善を視野に賃金の底上げを求め闘っていこう」と挨拶がありました。また、来賓として福島地区協議会顧問である飛田義昭郡山市会議員にご臨席いただき、挨拶を賜りました。
 その後、「2014春闘情勢講話」と題し、連合福島・影山道行会長、フード連合・山田 毅北海道・東北ブロック局長をお招きし、講演を実施しました。
 景山会長から、「労働組合として、その真価と力量が問われる2014春闘争がスタートした。ここ数年にない、追い風が吹く中での闘いである。社会が、すべての働く仲間が、われわれの行動に熱い視線を注ぎ、大きな期待を寄せている。」、「デフレからの脱却に向けて社会的な役割を果たさなければならない。「『経済の好循環へ向けた政労使会議』で」取りまとめられた『デフレ脱却のための賃金上昇』を達成するために、2014春闘は個別労使間の交渉結果が社会的にも問われる春闘となることは改めて言うまでもない。それらの目的を達成するための最優先課題である月例賃金の引き上げにこだわり、底上げにこだわった交渉を展開していくことをお願いしたい。」と話しがありました。
 続いて、山田局長から「2014春闘はフード連合の『統一闘争要求項目』である月例賃金の引き上げにこだわった取り組みをすすめるとともに、中長期の視野を持ちながら、賃金実態の検証や、賃金ビジョンとの比較、最低賃金の協定化、労働時間の短縮、非正規従業員の組織化等に対しても全力を挙げて取り組んでいただきたい。また、交渉経過については速やかに報告いただき、フード連合はその情報の開示を行い、要求実現にむけた強化をはかっていく。個別単組への支援については、本部としても積極的に展開していくので、是非活用いただきたい」と話しがありました。

福島フード連合構成各組織より6単組が参加し、総勢21名の熱意がこもった討論を行いました。これからの力合わせを誓い合った会となりました。
 そして、福島フード連合構成組織から、2014春闘の情勢報告を行い、情報共有を行うとともに、春闘勝利に向けた意見交換を行いました。
 意見交換の中で「企業間規模の格差是正のためには公正取引の推進が不可欠である。とりわけ、4月からの消費増税の価格転嫁を認め合う公正取引が行われなければ、今春闘の勝利はないのではないか。」、「食品関連産業で働く労働者のためにも政策制度実現に向けた取り組みの推進も運動の両輪としてさらに力強く実行していくときが来ている。」など、春闘のみならず、産業政策の取り組みについても意見がありました。
 春闘の取り組みのみならず、政策制度要求の取り組みの重要性を参加者は改めて認識し、最後に「団結ガンバロー」を武田議長の音頭で執り行い、集会を閉会しました。

(福島地区協議会 事務局長 菊地孝紀(アサヒビール労働組合福島支部))