2013連合中央女性集会が1,000名規模で開催されました。1031日)
「2013連合中央女性集会」が開催された
 『「第4次男女平等参画推進計画」のスタートにあたり、労働組合・職場・社会における男女平等参画を進めよう!』をメインテーマに、10月25日(金)、「2013連合中央女性集会」が東京ビックサイト国際会議場で開催されました。
 集会には、全国の構成組織、地方連合会から1,015名(女性703名、男性312名)が参加し、フード連合からも22名(女性9名、男性13名)が参加しました。1,000名を超える規模での開催は、男女平等参画に対する関心の高さが伺えました。
 集会は、古賀伸明連合会長の主催者代表挨拶で始まり、続いて、郡和子衆議院議員(民主党女性委員長)、橋本葉子国際婦人年連絡会世話人から来賓挨拶がありました。
 そして、南部美智代連合副事務局長から男女平等をめぐる情勢と課題や、連合「第4次男女平等参画推進計画」の取り組みなどについて、基調提起が行われました。 
 さらに、「男女平等参画と女性の活躍促進」〜女性が日本を救うために必要な条件〜をテーマに、大沢真理東京大学社会科学研究所教授が講演されました。
 講演では、「女性の活躍促進のためには均等法の強化が重要であり、働くことが報われる税・社会保障制度をめざすことが必要である。」と提言し、女性の活躍促進について必要な問題点を共有しました。

講演を熱心に聴くフード連合の参加者
 次に、「男女平等参画推進とワークライフバランス」をテーマに、渥美由喜氏(厚生労働省政策評価に関する有識者会議委員)、ミッコ・コイヴマー氏(駐日フィンランド大使館参事官)、堀江敦子氏(スリール株式会社代表取締役社長)によるパネルディスカッションと全体討論を行いました。
 パネルディスカッションでは、行政、フィンランド政府、企業の立場から、それぞれ男女平等参画の現状と取り組み、今後の課題について報告されました。
 そして、「@男女が対等・平等で人権が尊重され、役割と責任を分かち合う持続可能な社会を実現すること、Aワーク・ライフ・バランスの取り組みを一層促進すること、B男女賃金格差の是正と、非正規・パートタイム労働者の総合的な労働条件の向上を目指すこと、C男女平等参画社会の実現に向けた取り組みを実現すること」を集会アピールとして採択しました。
 最後に、「私たち一人ひとりが主体となり、『2013連合中央女性集会』で得た成果を職場・家庭・地域に持ち帰り、男女平等参画を現場から実践することを通じて、「働くことを軸とする安心社会」を創っていこう!」と参加者全員で確認し、閉会しました。