営業担当者情報交換会を開催!829日)
営業担当者情報交換会が全国4か所で開催された(写真は東京会場の様子)
 フード連合は、営業部門担当者が抱える課題の情報交換を通じ共有化するとともに、公正取引委員会への働きかけなど、フード連合の活動や取り組みを知り理解を深め、自らが地域・単組での組合活動へ参加できるきっかけの場とすることを目的に7月から8月にかけ全国4ヵ所(名古屋・東京・広島・札幌)で営業担当者情報交換会を開催しました。
<参加者概要>

会場                開催日      参加人員(事務局含む)
名古屋会場(ウインクあいち)  7月5日(木)  21名9組合
東京会場(フード連合本部)   7月25日(木) 26名11組合 
広島会場(ワークピア広島)   7月27日(土) 19名9組合
札幌会場(ホテルノースシティ) 8月24日(土) 14名7組合

 はじめに開会挨拶の後に、参加者から自己紹介を行いました。
 「フード連合の活動紹介」については、栗田政策局長からフード連合「食品産業政策」や2003年から取り組んできた「公正な流通取引慣行の実現に向けた取り組み」等の説明を行いました。
 続いて「取引慣行に関する実態調査」についての報告を行ました。これは、取引現場における優越的地位の濫用事例を集約し、現場の声として公正取引委員会等へ伝え、改善を求めることを目的として、フード連合が毎年実施している調査です。また、今年度は「直行直帰等、営業職の労働時間の扱いについて」班毎に意見交換を行いました。その後、各班の代表者から意見交換した内容の感想を報告してもらいました。



 情報交換会後のアンケートでは、以下のような意見・感想がありました。
【「取引慣行に関する実態調査」報告についての主な意見・感想】
・調査を通して、それぞれの業界から課題が聞けて参考になりました。また、同じような悩みを持っていることも確認できました。
・調査結果から少しずつ改善されているように思います。フード連合の取り組みが影響していると思いました。ただ、小売業への対応は不十分だと思いました。
・押し付け販売(うなぎ、ケーキ、おせち)が多くあると思いました。
・優越的地位の濫用について、何がアウトで、何がセーフなのかよくわからない。具体的なガイドラインが必要だと思いました。
【「直行直帰等、営業職の労働時間の扱いについて」意見交換の主な意見・感想】
・直行直帰の時間管理の定義を明確にしてほしい。
・営業職は労働時間があいまいになってしまいがちですが、労働時間に見合った手当等を考えていかなければならないと思いました。
・直行直帰を進めようとしている。他業種の方と意見交換ができて参考になりました。
・みなし労働の協定内容や改善点の話し合いで、もう少し時間をかけて議論ができればよかった。業種間での共有部分も多かったので参考になりました。
・通勤は労働時間ではないが、直行は労働時間だと感じる。営業という業務の特性上、得意先への移動は業務上必要であると思いました。
・移動時間が原則通勤時間となることが意外でした。
全体としては、「調査結果を共有化し、意見交換できて良かった。」「今後も取り組みを継続して、公正取引委員会等に意見反映してもらいたい。」「各組合と情報交換ができて、とても有意義な議論が出来ました。今後の組合活動に活かしていきたい。」という趣旨の意見・感想が多くみられました。
情報交換会終了後の懇親会でも参加者は意見交換を行い、有意義な時間となりました。

◆当日の様子(クリックすると写真が開きます)
名古屋会場の様子(7月5日)
広島会場の様子(7月27日)
札幌会場の様子(8月24日)