日清オイリオグループ株式会社横浜磯子事業場にて安全塾を体験する!〜フード連合労働安全衛生担当者会議開催87日)
日清オイリオグループ渇。浜磯子事業場にて労働安全衛生担当者会議を開催しました
 2013年7月30日(火)、労働安全衛生担当者会議が日清オイリオグループ株式会社横浜磯子事業場で開催され、本部事務局含め13単組28名が参加しました。
 フード連合の加盟組合では、年間を通じて「挟まれ、巻き込まれ」事故が多発しています。このような労働災害の再発防止のために、今回は、フード連合の加盟単組である日清オイリオグループ労働組合の協力により工場見学を行うことができました。

開催内容:
1.工場見学
2.日清オイリオグループ渇。浜磯子事業場における労働安全衛生活動の紹介「安全塾」
3.質疑応答及び意見交換会
4.フード連合情報交換会

《工場見学》 
 栗田労働局長兼政策局長の挨拶に始まり、会社概要の説明ビデオを鑑賞したのちに、工場見学を行いました。横浜磯子工場では、なたね・大豆からさまざまな種類の植物油を生産しています。工場見学では、コンビナートのような事業場内(横浜スタジアム9個分)をバスで移動しながら担当者から説明を受け、製品の製造工程を視察しました。

《安全塾》
 工場見学後、日清オイリオグループ渇。浜磯子事業場における安全衛生活動「安全塾」をご紹介いただきました。安全塾とは、労働災害防止を目的として、2007年度から行われている危険体験教育です。この活動では、さまざまな体験実験装置で実際に危険を体験することで、安全への意識づくりに繋げています。作業中にロータリーバルブで指をつめる、という事故現場を想定し、竹の棒で疑似体験をすることによって、危険は身近に潜んでいるという意識を強めました。

《質疑応答・意見交換》
 体験終了後、環境保安・保全グループリーダー勝呂様を交え、質疑応答及び意見交換会を行いました。日清オイリオグループでは、安全衛生委員会を設置し、関連会社からの出席者も含めた、労働災害の情報共有・ゼロ災害の実現に向けて活動しています。 また、近年他業種でも増加傾向にあるメンタルヘルス対策として、率先挨拶と声掛注意運動から風通しの良い職場づくりに努めています。

《フード連合情報交換会》
 講演後、フード連合労働局から、「労働安全衛生ニュース」を紹介し、参加者全員で、安全衛生活動と労働災害の発生状況および事例等に関する報告・意見交換を行いました。「安全塾のような体験型教室を研修施設に取り入れたい。」「組合員を守る、という意識を再確認できた。」「不安全行動に対し、間違っていると指摘できる風通しのよい環境づくりが重要である」、などの意見がでました。
 確かに、働いている人の周りにある危険を予知して発見すること(危険予知の義務)は会社側の責任です。また、リスクを除去・低減し、災害が発生しないように日常の安全衛生活動にて対策をたて、安全配慮義務を履行したかは会社側が証明する義務があります。
 しかし、労働組合も職場で積極的に安全衛生活動を行っていかなければなりません。仲間を守るためには、労使の垣根なしで取り組むことが重要です。
 労働安全衛生法第4条は、労働者の義務は、労働災害を防止するために必要な事項を守るほか、災害防止に関する措置に協力するように努めなければならないと規定しています。
 万が一、重大災害(障害等級の適用、休業災害等)が発生してしまった場合には、すみやかにフード連合に報告し、全体で共有化するとともに、労働災害再発防止に向けた取り組みに努めてください。

《当日の様子》
写真:会議の様子
写真:安全塾の様子その1
写真:安全塾の様子その2
写真:安全塾の様子その3