“賃金カーブ”を自分で作成してみる!―「賃金カーブの作成・分析」実践学習会を開催85日)
「賃金カーブの作成・分析」実践学習会がフード連合本部会議室で開催されました
 2013年7月29日(月)に、フード連合労働局は、「賃金カーブの作成・分析」実践学習会を開催し、フード連合本部・会議室にて、本部事務局含め11単組19名が参加しました。
 栗田労働局長兼政策局長の開会挨拶に始まり、労働調査協議会の加藤健志事務局長から、「エクセルを使った賃金カーブの作成及び賃金の分析方法を学ぶ」をテーマに講義をいただきました。学習会の目的は、自労組の賃金実態を把握し、担当者自らが賃金分析できるまでの技術を習得することです。
 具体的な実践内容は、@データの「クリーニング」の仕方、A平均賃金の出し方、B分位数の出し方、Cピポットテーブルの使い方、Dデータを散布図にしたり、E近似曲線を引くことによって、Fプロット図から賃金カーブを作成し、回帰分析をしました。
 参加者のアンケートからは、「基本的な所からの説明であったため、非常に役に立った」、「今後の取り組みに向けて参考になった」、「より実践的な内容の勉強会を実施してほしい」、「データを比較する為の追加機能は認知していなかったので、今後の活動に活かしたい」などの意見がありました。

 今回学んだ技術を使って、自労組のデータとフード連合をはじめとした世間一般のデータとの相対位置を確認することができます。仮に、会社からの賃金制度変更の提案などがあった際にも、実態を把握しておくことでシミュレーションが容易になり、対策をたてることができます。
 学習会終了後の懇親会では、参加者間で情報交換を通じて親睦を深めることができ、大変有意義な一日となりました。 
 フード連合は、今年度も、「賃金(個人賃金)実態調査」と「総合労働条件調査」を実施しています。 
 賃金・一時金・退職金、労働時間について、食品他労組における労働条件などの比較データを把握するためには、自労組のデータを開示していただくことが必要です。
 この調査がフード連合全体の力となるために、今年度もご協力を宜しくお願い致します。