「合理化提案があれば、まずはフード連合へご相談を」―中部・関西ブロック中小労組代表者会議を開催81日)
中部・関西ブロック主催の中小労組代表者会議が開催されました
 2013年7月6日(土)中部・関西ブロック主催の中小労組代表者会議を兵庫勤労文化会館(神戸市)で開催し、14単組21名が参加しました。
 冒頭、江森会長から、2013春闘総括、参議院選挙の取組み、TPPをはじめとする産業政策、組織拡大等について講義がありました。
 続いて、各単組より、2013春闘の振り返りとして、成功事例や、今後の課題についての報告を行い、集約数字には表れない交渉時の苦労話や、次年度に繋がる労使確認を締結した等、各単組の取組み結果を共有化しました。

「合理化への対応」について全体で意見交換を実施した。困ったときは、単組だけで悩まず、まずはフード連合へ相談しましょう。
食品産業で働く仲間が集う産別だからこそ、一緒に考え行動できるのです
 また、今回のメインテーマである「合理化への対応」では、@人の異動(配置転換、出向、転籍、退職等)に関する対応、A労働条件の切り下げに対する対応、B企業再編への対応、C企業倒産への対応等、項目毎に、事例を交え対応策を学習しました。
 他にも以前、合理化策を会社から提案され、実際に取り組んだ単組から当時の貴重な体験談を話していただきました。
 会社からの提案を受けたら、フード連合に報告し、次の流れに沿って対応して下さい。

@何よりも、まず冷静に
A情報収集を行う
B執行部内部での議論を尽くす
C初動に細心の注意を
D会社との協議・交渉は真摯に着実に行う
E法的なポイントをおさえる
F期限や代償措置を明確にする

 又、労働組合が素早く対応するには、日常活動において会社の経営状態を、絶えずチェックすることが重要です。
 現在、フード連合は、2005年に発刊した「合理化対応の手引き」の改定版を作成中です。完成次第、各単組へ配布しますので、非常時はもちろんのこと平常時から万一に備え、活用して下さい。
 困ったときは、単組だけで悩まず、まずはフード連合へ相談しましょう。
 食品産業で働く仲間が集う産別だからこそ、一緒に考え行動できます。
(文責:中部・関西ブロック局長 伊藤敏行)