第11回男女平等セミナーを開催617日)
厚生労働省・田平室長は基調講演を通じて参加者にエールを送った
 6月7日(金)〜8日(土)、東京都・専売ビル3F会議室で「第11回男女平等セミナー」が開催され、24単組69名(男性36名、女性33名)が参加しました。
 主催者を代表して江森会長より挨拶があり、「組合活動をしていると、人生経験が増え、視野が広がる。人生の肥やしとなるので、今日の出会いを大切にしてほしい」という話がありました。
 つづいて、福田男女平等委員長(明治グループ労連・明治労組)は、「男女平等については、様々な観点から議論する必要がある。今日は様々な観点を持ったメンバーが揃っているとても良い機会なので、どんどん議論をしてほしい。それが一つでも実になれば嬉しい」と話されました。
 基調講演は、厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 雇用均等政策課 均等業務指導室長の田平浩二氏が「女性の活躍促進に向けて」をテーマに講演されました。田平室長は、あらゆる面で女性参画が重視されていると強く訴え、「労組や企業でのポジティブアクションの周知など、まずは出来ることから始め、女性参画を広めていきましょう」と参加者にエールを送りました。
 その後の班別ディスカッションでは、基調講演を聞いて「男女平等参画に向けて自分たちができることは?」を話し合いました。

各班で、班別ディスカッションでの議論の内容を報告した
 2日目は、男女平等委員より、それぞれが所属するマルハニチロユニオン、日本アクセス労組、サントリー労組の組合活動取り組み事例報告があり、続いて前日に行った班別ディスカッションのまとめ報告がありました。
 班別ディスカッション報告では、各班で話したことを模造紙にまとめ、「ポジティブアクションや既存の制度の周知」、「ロールモデルをつくる」、「組合員や制度取得者にヒアリングをし、企業側に発信していく」、「育児休暇等による休職中の人に情報提供をし、戻りやすい職場をつくる」、「働き方の選択肢を増やす」などの報告がありました。
 最後に、山田男女平等局長から「男女平等参画とあるが、参画とは、自ら積極的に関わっていくことをいう。自分には関係無い、誰かがやってくれる等とは思わず、ロールモデルが無いのなら自分がなるというくらいの積極性を持って男女平等参画に取り組んでいってほしい」と挨拶があり、閉会しました。

≪参考≫
 フード連合では、毎年6〜7月を「男女平等月間」と設定し、「男女平等社会の実現は男女共通の課題である」という観点に立ち、男女がともにいきいきと活躍できる男女平等参画を進める運動や、仕事と生活が両立できる社会をめざすための取り組みを行っています。また、連合は、毎年6月を「男女平等月間」に設定しています。
 啓発用に下記ツールを活用ください。

・フード連合「男女平等月間ポスター」(A3版PDF)

・フード連合「男女平等月間啓発バナー」(GIF)


以上