すべての働く者の連帯で、働くことを軸とする安心社会を実現しよう!―第84回メーデー中央大会が開催されました52日)
第84回メーデー中央大会は、東京・代々木公園で開催され、約4万人の連合傘下の組合員・家族などが参加しました。
 第84回メーデー中央大会は、4月27日(土)に東京・代々木公園で開催され、約4万人の連合傘下の組合員・家族などが参加しました。フード連合からは約500人が参加しました。
 連合・古賀会長による主催者代表挨拶に続いて、来賓の田村厚生労働大臣、猪瀬東京都知事、海江田民主党代表の挨拶に続き、NGO-労働組合国際協働フォーラムによる連帯あいさつ、非正規労働者からの訴え、達増岩手県知事による東日本大震災被災地からの代表アピールを行われました。
 続いて、「メーデー宣言」を確認し、「STOP THE 格差社会! 暮らしの底上げ実現」に向けた特別決議を採択し、「がんばろう三唱」にて閉会しました。
 式典と並行し、会場内で開催された「ユニオンカーニバル」には、多数のNGO、NPO、労働組合、政党、団体などが模擬店を出店しました。なお、フード連合加盟の梅もと労働組合も弁当販売を実施しました。
 また、連合・非正規労働センターは、昨年に引き続き、就職活動に取り組む学生向けの行事「就活応援Cafe 〜『働く』ことのホントの話〜」を開催しました。

挨拶する古賀連合会長
 なお、連合・古賀会長による主催者代表挨拶要旨は以下の通りです。

 「政府が打ち出している“アベノミクス”について、デフレ脱却への取り組みをすすめる姿勢として、一定の評価をするものの、現状ではあくまで期待に基づくものであり、働く者の雇用と労働条件は傷んだまま改善しておらず、それらを置き去りにしたままでは、デフレ脱却も経済再生もあり得ない」

「デフレ脱却・経済再生のために、政府がやるべきことは、国民の暮らしの底上げであり、そのために最低賃金の引き上げや社会的セーフティネットの整備などを早急に実現すべきである。連合は、本日のメーデーを起点として、「STOP THE 格差社会! 暮らしの底上げ実現」キャンペーンを全国で展開していく。声を上げ、行動しなければ、社会は変わらない。職場の仲間にも運動への参加を呼びかけ、格差、貧困、社会的不条理に敢然と立ち向かい、働くことが正当に報われるよりよい社会をともに創っていく」

 「働くものの生活と権利を改善していく上で、政治への意見反映が不可欠であることから、連合は、働くものの代表として政策決定プロセスに主体的に参加していく必要がある。7月の参議院選挙は、今後の日本社会の方向性を左右する重要な意味を持つものであると同時に、連合の底力が試される選挙でもある。連合は、比例区の組織内9人の候補者及び選挙区の推薦候補者の必勝に向けて総力をあげて取り組む。」


(資料)
・メーデー宣言(PDF)
「STOP THE 格差社会! 暮らしの底上げ実現」に向けた特別決議(PDF)