女性が参加しやすい組合活動のあり方について考え、共有する―2013年第2回女性リーダー研修会を開催−430日)
2013年第2回女性リーダー研修会が開催された。今年は、18単組から32名が参加。写真は講演する堀内光子氏
 4月19日(金)東京・専売ビル3F会議室で、2013年第2回女性リーダー研修会が開催されました。女性リーダー研修会は、ポジティブ・アクションの一環として、組合活動への女性参画推進を目的に毎年開催されています。今年は、スタッフを含め43名が参加しました。
 研修会では、フード連合山田男女平等局長による前回の振り返りとオリエンテーションを行った後にフード連合が加盟する児童労働ネットワーク(CL-Net)代表で文京学院大学大学院特別招聘教授の堀内光子氏の講演が行われました。堀内氏は元ILO駐日代表で2013年4月からはアジア女性交流・研究フォーラム理事長を務めるなど多方面で活躍される方です。
 堀内氏は講演の中で、「女性自身、今の環境でやるべきこともまだあるはず。基本的なことだが、周りの意識改革に励んでほしい」「ロールモデルがいないのなら、自分がなること。トップバッターに自らがなっていってください」と話し、受講生にエールを送りました。

 その後、参加者は、第1回目(2月8日)に出された宿題「自分の職場で女性が参加しやすい組合活動のあり方について」をテーマにグループディスカッションを行う上で、「ワールドカフェ」の形式で実施しました。
 会議室で難しい顔をして議論するより、カフェなどでくつろぎながら話す方が、話が弾んで画期的なアイデアが生まれるものです。これは、リラックスした状態がコミュニケーションの質を高める結果だと言われています。
 ワールドカフェは、カフェのようにリラックスした状態でのコミュニケーションを意図的につくる話し合い方です。
 ワールドカフェの話し合いの中では、ワールドカフェが作り出す“自分の意見を否定されず尊重されるという安全な場”で、前回学んだアサーティブトレーニングの“自分も相手も責めない話し合い方”を実践することができました。
 最後の実習としての「一言スピーチ」では、「周りの意識改革のため、皆が参加しやすいよう工夫して組合活動を行っていきたい」、「たくさんの女性組合員と繋がることができて良かった」、「堀内先生がおっしゃるように、自らが率先して行動していきたい」等の発言がありました。
 研修会の最後には、江森フード連合会長から修了証が授与されました。最後に江森会長からまとめの挨拶を受け、2回にわたる研修会は終了しました。

2013年女性リーダー研修会参加者