公正取引に関する勉強会を開催しました416日)
写真は、公正取引委員会 事務総局 経済取引局取引部 取引企画課 総括係長 井堀治氏
 4月8日(月)にフード連合会議室で開催された第3回社会産業政策委員会の前段において、公正取引委員会より講師を招き、公正取引に関する勉強会を行いました(社会産業政策委員会委員〈事務局を含む〉18名とフード連合本部役員3名が参加)。
 勉強会では、二つの講演を行いました。

 講演Tでは、事務総局 経済取引局 取引部 取引企画課 総括係長 井堀 治 氏により「不当廉売規制について」をテーマとし、独占禁止法で禁止する行為として、私的独占・不当な取引制限・不公正な取引方法を挙げ、不当廉売規制の目的等についてご講演いただきました。

講義を聴く、フード連合・社会産業政策委員会の面々
 講演Uでは、事務総局 経済取引局 取引部 企業取引課 係長 塚本 篤司 氏により「優越的地位の濫用」をテーマとし、優越的地位の濫用は、@優越的地位 A正常な商慣習に照らして不当 B濫用行為 の3つの要素から判断されるとし、濫用行為については具体的事例を挙げ、ご講演いただきました。
 参加者は、不当廉売規制・優越的地位の濫用等についての理解を深めました。
 なお、フード連合では、昨年実施した取引慣行に関する実態調査(2012年8月〜9月)の結果を集約し、優越的地位の濫用事例など改善して欲しい企業等について、3月18日に公正取引委員会に実態を伝えています。
 この報告に対して、公正取引委員会から「フード連合からの情報は、貴重な情報として審査局に伝え対処していく。」などのコメントを頂いております。