檄 2013春闘ヤマ場に臨んで312日)
 2013春季生活闘争は、最大のヤマ場を迎えた。
フード連合は、3月8日の中央闘争委員会で「すべての組合は、賃金カーブ維持分を必ず確保し、あらゆる改善原資を含めてベア・賃金改善の有額回答を引き出し、上積みをはかる」という、ヤマ場にむけた考え方を確認した。
 要求提出からの前段交渉では、経営側は円安の影響などを理由に慎重な姿勢を示していたが、ベア・賃金改善、一時金の満額回答を獲得した組合もでてきている。また、3月11日に開催した「単組代表者会議」では、あらゆる改善原資の獲得の感触があるとの報告が多く出された。
 世間相場は、賃金カーブ維持分に加え、一時金の満額回答、小売業では賃金改善や年収の増額など、昨年以上の上乗せに向けて動いている。フード連合が遅れをとってはならない。
デフレの脱却と私たちの生活を守っていくためには、賃上げが不可欠であり、私たちの要求は極めて当然のことである。自信を持ってヤマ場の交渉に臨もう。
 残された時間はあとわずかである。会社は、額に汗して働く従業員・組合員の期待に応えなくてはならない。
 フード連合構成組合は、食品労働者としての誇りをもって、ヤマ場の交渉に全力を傾注しよう。
 共闘の力を信じ、仲間の連帯を信じて、最後まで闘いぬこう!

 2013年3月12日

                             日本食品関連産業労働組合総連合会
                                 中央闘争委員長  江森 孝至