「第22回食品業界労使による懇談会」を開催27日)
「第22回食品業界労使による懇談会」が開催された
 「第22回食品業界労使による懇談会」が1月29日(火)に労働組合側29名(28組合)、経営側30名(26社)が参加し、開催されました。
 はじめに労働組合側代表としてフード連合・江森孝至会長より挨拶し、続いて、今年度の経営側代表幹事会社であるキッコーマン株式会社・天野克美取締役常務執行役員よりご挨拶を頂きました。
 また、来賓として財団法人食品産業センター・西藤久三理事長よりご挨拶を頂きました。
 懇談会では、フード連合・栗田博労働局長兼政策局長よりフード連合2013春闘方針についての報告を行い、今春闘の情勢等について共有化を図りました。

労働組合側代表として挨拶するフード連合・江森会長
 続いて、二つの講演を行いました。講演Tでは、消費者庁から船田修平食品表示課課長補佐をお招きし、「食品表示一元化」をテーマとして、@食品表示制度の概要、A食品表示に関する主要な論点、B食品表示一元化に向けた検討についてご講演いただきました。今年から食品表示関連の法律を一元化する法案が新たに通常国会に提出されます。長年の懸念だった一元化がようやく具体的に動き出すことになります。
 講演Uでは、農林水産省から池渕雅和食品産業局食品小売サービス課課長をお招きし、「食品産業の将来ビジョン」をテーマとしてご講演いただきました。講演の中で、「当局の最も重要な課題は、農山漁村の資源を活用した新しい産業を創出・育成するとともに、食や環境を通じて生産者と消費者の絆を強めること。」とし、食品産業の発展には、「消費者起点」「地域起点」「グローバル起点」の3つの起点が重要であり、食品産業の目指すべき方向についてなどをご講演いただきました。
 講演後には懇親会を行い、労使による情報交換の場として、有意義な時間となりました。