2012連合中央女性集会「女性のパワーで男女平等参画社会を実現しよう!」1030日)
「女性のパワーで男女平等参画社会を実現しよう!」をメインテーマに、「2012連合中央女性集会」が東京ビックサイト国際会議場で開催されました。
 10月26日(金)〜27日(土)、「女性のパワーで男女平等参画社会を実現しよう!」をメインテーマに、「2012連合中央女性集会」が東京ビックサイト国際会議場で開催されました。
 集会には、全国の構成組織、地方連合会から900名(女性630名、男性270名)、フード連合からは16名(女性14名、男性2名)が参加しました。
 集会1日目は、古賀伸明 連合会長の主催者代表挨拶で始まり、来賓挨拶を国際婦人年連絡会世話人 山口みつ子 氏、内閣府特命担当大臣(男女共同参画)中塚一宏 氏、続いて、連合と韓国労働組合総連盟が両国に共通するジェンダー平等に関する課題を共同研究してまとめた「連合・韓国労総のジェンダー平等社会の実現と労働組合の発展に向けて」が共同提言されました。
 続いて、高橋睦子 連合副事務局長から基調提起の後、10会場で分科会が行われました。分科会では、男女平等参画推進や中立な社会のための税制、男女間の労働条件格差、非正規労働者の均衡・均等待遇と組織化、ワーク・ライフ・バランス、民法(家族法)課題、震災時における男女平等参画視点、女子学生のための就活応援セミナー等、様々なテーマで活発な討議が行われました。

「男女平等と共生社会」をテーマに、厚生労働省 社会・援護局長 村木厚子 氏が講演を行った
 集会2日目は、「男女平等と共生社会」をテーマに、厚生労働省 社会・援護局長 村木厚子 氏が講演されました。
 村木局長は「仕事についていつも後輩に言っていること」として、「異動・昇進のオファーは受けなさい」「仕事と生活の両立については、まずは計画通りにはいかないから、考えすぎないで前を向いて進みなさい」「貸し借りの感覚を持ちつづけ、自分が受けた借りは、次に育児・介護などで困っている人に返しなさい」、そして「危機管理能力として“好奇心”は大事。出来ないことを考えず、今すぐに出来ることを考え、やりがいのある仕事・取り組みをしてください。」と集会参加者にエールを送られました。
 続いて、前日の分科会の報告と全体討論が行われ、最後に、「私たち一人ひとりが主体となって、@性別にかかわりなく個性や能力が発揮できる社会・職場づくり、Aワーク・ライフ・バランスの推進、B非正規・パートタイム労働者の労働条件の向上、C女性の人権確立、D男女平等参画社会の実現、等に取り組み『働くことを軸とする安心』を実感できる社会をつくっていこう!」と集会アピールを採択し、2日間の中央女性集会を閉会しました。