賃金実態を把握し分析しよう!― 「賃金カーブの作成・分析」実践学習会を開催 ―827日)
7月21日開催の九州会場の模様
 2012年7月21日(土)および、8月10日(金)に、フード連合労働局は、「賃金カーブの作成・分析」実践学習会を開催し、今年度は2ヵ所(九州会場:サンライフ第3会議室 7単組 10名、関東会場:フード連合本部・会議室 5単組 6名)にて、12単組の代表者16名が参加しました。
 栗田労働局長の開会挨拶に始まり、労働調査協議会の加藤健志事務局長から、「エクセルを使った賃金カーブの作成及び賃金の分析方法を学ぶ」をテーマに講義をいただきました。学習会の目的は、自労組の賃金実態を把握し、担当者自らが賃金分析できるまでの技術を習得することです。
 具体的な実践内容は、@データの「クリーニング」の仕方、A平均賃金の出し方、B分位数の出し方、Cピポットテーブルの使い方、Dデータを散布図にしたり、E近似曲線を引くことによって、Fプロット図から賃金カーブを作成し、回帰分析をしました。
 参加者のアンケートからは、「マニュアルや資料がわかりやすく、十分理解できた」、「自労組のデータを作成するうえで参考になった」、「応用編を開催してほしい」、「学んだ内容を自労組に持ち帰って、組合役員間で情報共有したい」との意見がありました。

8月10日の関東会場の模様
 今回学んだ技術を使って、自労組のデータとフード連合をはじめとした世間一般のデータとの相対位置を確認することができます。仮に、会社からの賃金制度変更の提案などがあった際にも、実態を把握しておくことでシミュレーションが容易になり、対策をたてることができます。
 学習会終了後の懇親会では、参加者間で情報交換を通じて親睦を深めることができ、大変有意義な一日となりました。 
 フード連合は、今年度も、「賃金(個人賃金)実態調査」と「総合労働条件調査」を実施しています。 
 賃金・一時金・退職金、労働時間について、食品他労組における労働条件などの比較データを把握するためには、自労組のデータを開示していただくことが必要です。
この調査がフード連合全体の力となるために、今年度もご協力を宜しくお願い致します。