中部・関西ブロック「女性組合員学習交流会」を開催620日)
班別討議で単組の制度について話す(中部)
 中部・関西ブロック主催の女性組合員学習交流会が6月2日(土)名古屋、6月16日(土)京都で開催され、男女あわせて総勢24単組68名(名古屋:6単組22名、京都:18単組46名)が参加しました。
 今回、基調講演として、予防医学心理学研究室 副代表の後藤浩子氏をお招きし、「音楽を使って、こころとからだをリフレッシュ」をテーマに参加型の講義を受けました。
 後藤先生は音楽療法士として、乳幼児・障害児・高齢者への音楽療法、音楽をベースにした心理療法を研究されており、参加者は様々な楽器を使ったコミュニケーション法を体験しました。
 

メンタルヘルスの講義で音のキャッチボールをする(関西)
音楽は、@活力を促すA精神安定剤的利用Bコミュニケーションの媒介となるC行動の調整D浄化作用(スッキリする)E集団で行うことで協同達成感・役割意識をもち、居場所をつくることができる 等の効果があるそうです。
 又、10代後半〜30代前半までに聴いたり歌ったりした音楽が人生の応援歌なり、悩んだり、落ち込んだ時に、自分の好きな歌を聴くことは、メンタルに良い効果をもたらすことを学びました。
 続いて、岡野男女平等局長が「働く女性に関する法律を知ろう」をテーマに講義された後、「各単組の制度や実情について」グループディスカションを行いました。グループ毎で、企業の良い制度や、利用状況、困ったこと等討議しました。
 まとめの発表では、制度は整備されているものの、利用する人が少ない。一般組合員まで十分周知されていない。周知徹底も必要だが、利用しやすい職場の雰囲気づくりも大事である。その他、多くの問題提起をされました。
 より充実した制度にしていくことや、働きやすい職場環境をつくることは、労働組合の役割であることを全体で共有化しました。
 両会場とも、単組の活動に活かそうと、熱心にかつ前向きに受講されていました。
 女性が働きやすい企業・職場にしていくためにも、労働運動への女性の積極的な参画を期待します。
(文責:中部・関西ブロック局長 伊藤敏行)