すべての働く者の連帯で、働くことを軸とする安心社会を実現しよう!第83回メーデー中央大会が開催されました57日)
第83回メーデー中央大会は、東京・代々木公園で開催され、約3万5千人の連合傘下の組合員・家族などが参加しました
 第83回メーデー中央大会は、4月28日に東京・代々木公園で開催され、約3万5千人の連合傘下の組合員・家族などが参加しました。フード連合からは約500人が参加しました。
 連合・古賀会長は、東日本大震災の被災地を取り巻く厳しい現実と、復旧・復興に取り組んだ労働組合やNGO・NPOの活動、そして復興に向けた被災地の懸命の努力に触れるとともに、被災地の生活再建のために地域経済を再生し、働く場を確保することの重要性について述べ、「雇用の再生なくして、被災地の復興・再生なし」と訴えました。また、超高齢社会の到来とさまざまな規制緩和による社会の格差の拡大について触れ、働くことに最も重要な価値を置き、誰もが公正な労働条件のもと、多様な働き方を通じて社会に参加でき、社会的・経済的に自立することを軸とする活力ある参加型の社会として「働くことを軸とする安心社会」を実現する必要性を主張しました。
 来賓として参加した野田総理は、まず東日本大震災の犠牲者への哀悼の意と、被災者支援に貢献した連合関係者への感謝の意を表するとともに、日本に「子どもたちの元気」「地方の元気」「働く人たちの元気」の「3つの元気」を実現するために、「社会保障と税の一体改革」を何としても実現しなければならない、と訴えました。

挨拶する連合・古賀会長
 集会は、最後に、「すべての働く者の連帯を背景に、NPO・NGOをはじめとする幅広い仲間との連携により『働くことを軸とする安心社会』を実現することを宣言する」とメーデー宣言を採択して、最後にがんばろう三唱で閉会しました。
 なお、式典と並行し、会場内では「ユニオンカーニバル」が開催され、多数のNGO、NPO、労働組合、政党、団体などが模擬店を出店しました。また、就職活動に取り組む方向けの行事として連合・非正規労働センターによる「学生×労働組合 本音で話します!」が開催され、学生の働くことに対する疑問や不安に若手労働組合員が相談に応じました。


(資料)

第 83 回メーデー中央大会 挨拶(PDF)

メーデー宣言(PDF)