司食品工業労働組合が結成される418日)
フード連合への労働相談をきっかけに司食品工業労働組合が結成された
 司食品工業労働組合(青森県:小野委員長)は、4月8日に組合結成大会を開催し、全員一致の賛成で可決・承認されました。
 昨年12月に、フード連合本部に労働相談としてメールが入り、会社側の労務管理がひどく労働組合を作りたいが、その方法が分からないのでアドバイスが欲しいというものでした。具体的には、会社は調味料製造販売を旨としていますが、サービス残業の実態や就業規則の非開示など、労働基準法に抵触するものでした。
 早速相談者に、仲間と一緒に面会したいことを伝え、1月中旬に実現できました。以降、組合結成準備委員会として2月・3月・4月と月一度の組合結成に向けた学習会を開催し、4月8日の組合結成大会へと繋げることが出来ました。幸いに、この間、会社側に組合結成の動きを察知されることもなく当日は37名の出席者と10名の委任状を集め、また来賓として連合青森の石田会長他2名、大宮フード連合青森地区協議長、フード連合本部から、森下・古山の2名が参加する中で、無事「司食品工業労働組合結成大会」の成功に至りました。

結成大会で挨拶する小野委員長
 ちなみに、社員68名中の47名(4月13日現在57名)のため過半数を確保しています。今後は、10名のパートさんおよび新入社員9名を仲間に入れたいとしています。
 組合結成2日後の4月10日に、会社側に「組合結成通知書」・「団体交渉申入書」・「不当労働行為防止要請」の書面を、執行部全員とフード連合本部役員、連合地区協役員同席のもと手交し、労働組合が会社にとって抵抗勢力でないことやより良い労使関係をつくり、従業員が希望と働き甲斐のある会社にしたいことを伝えました。
 会社側(工場長)は、驚きを隠しながらも「内容は分かりました」との返事でした。そして3日後の13日には、4月下旬になるが団体交渉をしたい旨の返事が来たところです。(文責:組織・中小局長 森下冨士男)