東北ブロック中小労組代表者会議開催321日)
東北ブロック中小労組代表者会議を開催
 3月17日(土)14時より、東北ブロック中小労組代表者会議が開催され、10単組17名(本部役員含む)の参加のもと仙台市内で開催された。
 冒頭、春闘ヤマ場を終えた15日現在の連合、フード連合全体の状況、中小労組が今後春闘に取り組むにあたっての留意点等が説明、報告された。
 次に、参加単組からの今春闘の取組み状況の説明、参加単組が現在抱えている課題についての報告、質問では、「会社は経営が厳しい、厳しい、と言うばかりで実際の経営状況を示す決算書類等を開示してくれない。他の単組はどのような状況で、どうしたら良いか?」「60歳以上の雇用を労使でせっかく確保しても、肉体的にハードな職種のため、退職してしまい慢性的な人員不足となっている。雇用延長した方の職場、職種はどのようにしているのか?」「非正規(非組合員)の賃上げの方法、具体的評価方法は?」など具体的かつ多岐にわたり、時間ぎりぎりまで活発な議論が交わされた。
 改めて中小労組の抱える課題の多さを認識し、今後も情報共有を行うことによって各単組の労働条件向上をめざすことを確認した。
 その後、会場を変え懇親会を開催し、会議で聞かれなかった部分や様々な情報交換を行い、盛況の中終了した。
 東北地方は、今なお被災のため復興半ばの企業や、震災の影響、原発事故での風評被害の影響が続いている企業が多く、そのような厳しい状況の中でも労働組合の責務である「労働条件の維持向上を行うための春闘」を闘うことを確認した意義は大きい。フード連合としても今まで以上に加盟単組の支援、指導を強化していく。
(文責:フード連合 北海道・東北ブロック局長 古山寿幸)