江森会長、FTUBマウン/マウン書記長と会談1214日)
ビルマの情勢と真の民主化について会談
 12月13日、ビルマ労働組合連盟(FTUB)マウン・マウン書記長とビルマ日本事務所ミン・ミョウ所長がフード連合を訪れ、江森会長らと会談しました。マウン書記長は、12月4日から7日にかけて京都で開催されたILOアジア太平洋会議の参加に合わせて来日し15日まで滞在の予定。政府関係や各組合組織を精力的に訪問し、ビルマの情勢についての報告や、真の民主化に向けた協力を要請しています。
 マウン書記長からは、ビルマでは10月に制定された労働法により、労働組合の結成が合法化されたが、登録申請の実務機能が未だ充分でないことや、政治犯22名が現在も拘置されていること、アウン・サン・スーチー氏の国会補欠選挙への出馬決定などについて報告がありました。また、FTUBは労働組合の目標として2015年までにナショナルセンターの設立を目指しており、同年に予定されている総選挙で民主勢力による政権取得を図るためにも、国内労働者の組織化が重要だとの説明がありました。

江森会長は、戦後日本の民主化に労働組合が重要な役割を果たしたことや、日本の労働三法(労働基準法、労働組合法、労使関係調整法)を例に挙げながら、労働組合運動の推進には労働法の整備が急務であると説きました。また、新しい国づくりの時には人材育成が重要であるとし、教育制度の充実を求めました。さらに、今後民主化が進み、日系企業の進出や投資が増加した際には、OECDの多国籍企業ガイドラインの遵守を経営に求めるなど、日本の組合としての責任についても触れました。
 来年3月のILO理事会、あるいは6月の総会までには実現すると予測されてはいますが、FTUBをテロ組織と見なす法律が撤回され、FTUBの名称でのビルマ国内での活動や国外脱出している幹部役員や活動家の帰国が可能となる日が待たれます。
 最後に、ビルマは農業国であり食に関連する労働者が大勢います。労働運動の確立と真の民主化を目指した組織化は始まったばかりですが、これら労働者の組合とフード連合との引き続いての互いの連帯と支援を確認し、会談を終えました。

ビルマ日本事務所HP
URL:http://burmaoffice.jp/

連合(日本労働組合総連合会) ビルマ(ミャンマー)問題への取り組み
URL:http://www.jtuc-rengo.or.jp/kokusai/burma/index.html

会談された方々