平和は創り育てるもの。北海道・根室のすぐその先に日本の領土「北方四島」があることを忘れないでください! ― ピースアクションin根室 2011.9.10〜11 ― (9月20日) | ||||||||||||||
1945年8月の終戦後、「日本が降伏した後は攻撃を行わない」という連合国の原則に反して、ソ連軍は北方四島(択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島)を次々に占拠しました。そして今も、旧ソビエト・ロシアに不法占拠され続けています。 | ||||||||||||||
フード連合では、平和を考えるための行動「ピースアクションin根室」を毎年開催しています。
フード連合「平和を考える交流会」では平和について熱く語り明かしました。
2011年の「ピースアクション」は、根室で幕を閉じました。
「一人でも多くの人が、北方領土問題に関心を持ってほしい」
今回、「ピースアクションin根室」に参加し、活動を通じて数多くの学びを得ることができましたが、とりわけ強く印象に残った3つのことを紹介させていただきます。
二つ目は、北方領土という場所に対してのイメージが大きく変わったということです。参加するまでは、開発の進んでいない未開の土地という印象を持っていましたが、その認識が大きく変わりました。現地における生活環境の改善はもちろんのこと、水産加工業などにおける第三国の資本誘致や、将来に向けた観光事業強化など、ここ数年でロシア政府が戦略的かつ計画的に投資を行っているという事実に驚きました。とりわけ観光という点では、北方領土には本当に豊かな自然が残っており、写真を通してではありますがその美しさには目を見張るものがありました。領土返還という観点だけではなく、このような美しい自然を守っていくという点でも、我々は取り組みを進めていく必要があるのではないかと感じました。
三つ目は、「知っているだけでは駄目だ」ということです。勿論、歴史や現状の北方領土の状況を知ることは大事ですが、それだけでは何も事態は好転しないということを感じました。この事実を知った一人ひとりが、当事者意識を持って考え、具体的なアクションに結びつけることが最も大事だと思います。そんな大それた事でなくても、まずは、家族に話す、知人に話す、職場や組合の会合で話すといった「伝える」という行動で良いと思います。私の中では今回フード連合機関紙にこの記事を掲載させていただくのもその一つと認識しております。この記事を読んだ一人でも多くの方が、北方領土問題に関心を持つようになっていただけると幸いです。
最後に、とても学びの多い「ピースアクションin根室」を企画いただいたフード連合の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。 以上 |