賃金実態を把握し分析しよう!― 「賃金カーブの作成・分析」実践学習会を開催 ―729日)
パソコンを使って賃金カーブ作成
2010年7月29日(木)、フード連合労働局は、「賃金カーブの作成・分析」実践学習会をフード連合本部・会議室で開催し、13単組の代表者15名が参加しました。
 栗田労働局長の開会挨拶に始まり、労働調査協議会の調査研究員である加藤健志氏から、「エクセルを使った賃金カーブの作成及び賃金の分析方法を学ぶ」をテーマに講義をいただきました。学習会の目的は、自労組の賃金実態を把握し、担当者自らが賃金分析できるまでの技術を習得することです。
具体的な実践内容は、@データの「クリーニング」の仕方、A平均賃金の出し方、B分位数の出し方、Cピポットテーブルの使い方、Dデータを散布図にしたり、E回帰線を引くことによって、Fプロット図から賃金カーブを作成し、回帰分析をしました。
 参加者のアンケートからは、「マニュアルや資料がわかりやすく、十分理解できた」、「自労組のデータを作成するうえで参考になった」との意見がありました。
 今回学んだ技術を使って、自労組のデータとフード連合をはじめとした世間一般のデータとの相対位置を確認することができます。仮に、会社からの賃金制度変更の提案などがあった際にも、実態を把握しておくことでシミュレーションが容易になり、対策をたてることができます。
学習会終了後の懇親会では、調査担当者間で情報交換を通じて親睦を深めることができ、大変有意義な一日となりました。 
フード連合は、今年度も、「賃金(個人賃金)実態調査」と「総合労働条件調査」を実施しています。
 賃金・一時金・退職金、労働時間について、食品他労組における労働条件などの比較データを把握するために、今年度も、調査へのご協力を宜しくお願い致します。