第8回労働セミナーを開催〜「組織の強化」をテーマに〜79日)
フード連合の運動について語る渡邉会長
6月11日〜12日の2日間、伊豆の国市「ホテルサンバレー富士見」において、「第8回労働セミナー」が開催され、全国の加盟単組役員39名が参加しました。
セミナーでは、「組合の強化」をテーマに、4つの講演やグループ討議が行なわれました。
 講演では、渡邉フード連合会長からフード連合の運動と課題について話がされ、結成10周年へ向けて、更なる組織の強化や加盟単組の職場点検の実施が必要だと述べられました。
 月間「ひろばユニオン」代表の横山但氏から「外部から見た労働運動の活動の評価と課題」について話がされ、単組の3つの重要課題として、賃金問題、非正規労働者問題、労働時間短縮問題を挙げ、賃金問題では、ベアゼロで一時金がでればいいというのでは、様々な手当てや退職金の基礎になる賃金の引き上げがされないだけではなく、春闘の求心力が低下すると強調されました。

2つのテーマでグループ討議
つづいて、山本副事務局長から「内部から見た労働組合の活動の評価と課題」について、話がされた後、「社会から共感を得る活動とは」、「組織力を高めるための取り組みとは」のテーマでグループ討議が行われました。
 2日目には、グループ討議の発表の後、宮里邦雄弁護士から「労働審判制度と最近の重要労働判例」についての講演を受け、労働審判の申し立て件数が年々増えてきていることや、重要判例の内容について詳しく話されました。