第8回男女平等セミナー開く パネルディスカッションで意見交換521日)
全国から74名が参加
 フード連合「第8回男女平等セミナー」が5月21日・22日の2日間、東京・日本青年館で開催され、17単組から74名が参加しました。
 主催者を代表して渡邊会長は、「フード連合は、男女平等参画を、4つの運動の柱のひとつと位置づけ、男女平等委員会、男女平等局を設け取り組んでいる。」とし、女性の参画については、従業員の女性比率の20%の女性役員を目指す、「フード連合ポジティブ・アクション20」の実現へ向けて、加盟組合においても、比率に応じた女性役員を目指してほしいと述べた。
 つづいて、金男女平等委員長は、男女平等委員会の構成や役割について述べるとともに、「男女平等参画の推進は、大変重要な課題であり、皆さんの意見を参考にしながら、今後の取り組みにいかしていきたい」と話されました。
 基調講演は「格差は なぜ なくならないのか」をテーマに同志社大学政策学部教授の川口章氏より男女平等参画に関する国際社会における日本の状況について話がされ、先進国30ヵ国中で日本は、女性の管理職や国会議員の割合では、上位30ヵ国中29番目であるとし、女性の賃金は男性に比べ3割も低く、管理職に占める女性の割合も一割程度と低位であること等が話されました。また、これらの課題を解決し、男女平等社会の実現のためには、労働時間の規制強化やポジティブ・アクションの推進など、労働組合の運動推進が重要だと述べたれました。

パネルディスカッションでは、参加者との意見交換も
つづいて、@「“自分らしさ”を発揮しながら、働き続けるためにはどうしたらいいか」、A「組合活動で男女平等参画を推進するにはどうしたらいいか」、B「ポジティブ・アクション20をすすめるためにはどうしたらいいか」の3つのテーマで 班別ディスカッションが行われました。
2日目は、班別ディスカッション報告に続いて、「とことん話そう男女平等」のテーマで牛澤男女平等委員をコーディネーターに、1テーマにつき1〜2名をパネラーとして、パネルディスカッションが行われ、会場の参加者との意見交換がされました。
 集会は、最後に江頭男女平等委員会副委員長の「男女平等参画の推進のために、自分ができることからはじめよう」の挨拶をうけ、閉会しました。