~安全なくして労働なし〜安全衛生担当者会議が開催されました28日)
18単組から30名が参加
2010年2月8日(月)安全衛生担当者会議がフード連合会議室で開催され、18単組の代表者を含め、30名が参加しました。
まず、ゴム連合の三浦正義安全衛生部長から、「ゴム連合の安全衛生活動の取り組み」をテーマに、ゴム産業の労働災害・疾病状況、災害情報の収集と発信、対策の立て方、加盟組合の取り組み状況に応じたサポート活動、政策・提言活動など、多岐にわたる労働安全衛生活動に関わる講演をいただきました。
ゴム連合は、「いのちと健康は全てに優先する」との基本姿勢で、@労働安全、A健康づくり、B快適な職場づくりに努めています。
具体的には、フールプルーフやフェールセーフといった考え方に基づき、人の意識のみに頼らない、ゼロ災害に向けた設備の安全化をすすめています。
また、個々人にとって実効があがるよう、支援活動を中心に心身の健康づくり、仕事による疲労・ストレスが蓄積されることのない、働きやすい職場をめざしています。
ゴム産業の労働災害状況は、食品産業と同様、「挟まれ」、「巻き込まれ」が半数近くを占めており、ゴム連合のこうした取り組みは大いに参考になりました。

ゴム連合の安全衛生活動の取り組みについて話す三浦安全衛生部長
その後、フード連合労働局から、「労働安全ニュース」を紹介し、参加者全員で、安全衛生活動と労働災害の発生状況および事例等に関する意見交換を行いました。
今回参加した多くの単組が、定期的に安全パトロールに取り組み、また、安全衛生委員会を設置して災害の未然防止に向けた活動ができているとの報告がなされました。
その一方で、安全よりも、「業務第一」になってしまったり、活動がマンネリ化しているという悩みを抱えている単組もあり、改めて職場の安全を保障する安全衛生活動を継続して行っていくことの重要性が共有化されました。
また、メンタルヘルスに関する取り組みについて、活発な意見交換がなされ、この問題に対する関心の高さが伺えました。
フード連合のすべての加盟組合は、「働く人たちの幸せ」という幅広い視点から、主体的に安全衛生活動を行っていかなければなりません。「安全はすべてに優先する」という意識を強く持ち、「安全で快適な職場環境」にしていきましょう。