さとうきび生産振興等を農水副大臣他に要請1116日)
山田農水副大臣への要請
糖業部会:さとうきび委員会(奄美・熊毛糖連及び全糖労)は、11月16―17の両日、「安定的なさとうきびの生産と関連産業の健全な発展を図ること」を目的に関係国会議員及び農水省に要請を行いました。
具体的には、16日には鹿児島・沖縄県選出の与党国会議員をはじめ、山田正彦農水副大臣および一川保夫農水副幹事長他へ、17日には農水省当局との意見交換を行ない、現行の交付金水準の堅持や零細・高齢農家も生産活動に参加できる支給要件の緩和などを求めました。とりわけ農水省当局との1時間半にわたる要請・意見交換会には、地元の民主党衆議院議員(打越明司氏、皆吉稲生氏、瑞慶覧長敏氏、網屋信介氏)4名に同行して頂き、非常に中身の濃い議論となりました。
私たちは、さとうきびは南西諸島の台風常襲地帯における基幹作物のほか「農業のもつ多面的機能の発揮、二酸化炭素の吸着固定による地球温暖化防止にも役立つこと、さらには代替作物にも乏しい南西諸島になくてはならない作物」と強調しました。これに対し農水省当局は、今後財源的に厳しい部分はあるものの「零細農家や条件不利地域の農家にしっかりと光を当てていくのが民主党の政策方針」としていました。

農水省当局との意見交換
なお、糖業部会として毎年こうした要請行動は展開していましたが、今回は「政権交代」を改めて実感しました。とりわけ農水省当局との意見交換では、従来なら関係者7〜8名が対応していましたが、今回は私たち15名の要請団に対して担当課長をはじめ20名の職員が一同に対応するなど、野党時代との違いをまざまざと見せ付けられた感がしました。
(糖業部会:さとうきび委員会事務局長 琉 偉益)