「連合・愛のカンパ」取り組み 展開中
― 海外NGO事業フォローアップ視察報告 ―


EFA「子どもの家」の子どもたち〔ベトナム〕
「連合・愛のカンパ」は、自由、平等、公正で平和な世界の実現に向けて、社会貢献活動として国の内外のNGO・NPO団体等の事業・プログラムへの支援や自然災害等による被災者に対する救援・支援を目的に、毎年10月〜12月を「取り組み重点期間」と位置づけて展開している一人100円の任意カンパ活動です。フード連合でも連合でも長年にわたり、職場をあげて取り組みを行なっています。

 10月19日〜26日、「連合・愛のカンパ 海外NGO事業フォローアップ視察」が「愛のカンパで支援をしている各NGOの活動現場を視察する」ことを目的に、ベトナム・タイで行われ、フード連合からも「連合・愛のカンパ委員」として参加しました。


一生懸命勉強しています。字もこんなにきれい!
〔EFA「子どもの家」ベトナム〕
 訪問先は、ベトナムやタイで日本のNGOが活動している「子どもの家」や「図書館」、ビルマ国境間際の難民キャンプや都市スラム街、移民街です。どこの場所でも子どもたちが笑顔で歓迎してくれました。しかし、あの子どもたちの笑顔の裏では貧困が引き起こす、麻薬、人身売買、幼児売買春、臓器売買、暴力、殺人などの闇の世界が広がっています。国が守らない子どもたちを守るためにNGOは活動しています。「連合・愛のカンパ」はそのNGOを支援しています。そのことに、一人でも多くの組合員に関心を持ってもらうことが、子どもたちの安心した生活につながります。
 NGOの方たちは、日本では考えられないような大変な場所で真摯に活動されていました。「難民の方たちのほうがもっと大変なのに、逆に励まされ教えてもらうことが多いんですよ。子どもたちの笑顔を見ているとまた頑張ろうと思えます。」と言っていました。
 これからも「連合・愛のカンパ」活動は続きます。
 皆さまのご協力をお願いいたします。(組織・中小局 岡野敏子)

 
ビルマ難民キャンプ。
あの山の向こうが故郷のビルマです。〔タイ〕
 
難民キャンプSVA図書館での絵本の読み聞かせ。
ビルマ語とタイ語の先生がいます。〔タイ〕

 
バンコク都市スラム街。子どもたちが道案内をしてくれました。〔タイ〕
 
児童労働撲滅キャンペーンポスター。
子どもたちにはこんなに権利がありますよ!〔移民街LPN事務所/タイ〕

■今回、視察訪問したNGO、団体
・エファジャパン(EFA)=ベトナム子どもの家
・日本国際ボランティアセンター(JVC)=住民参加型農村開発
・シャンティ国際ボランティア会(SVA)=難民キャンプ、移民街での図書館活動
・オイスカ=子どもの森、植林活動
・Labour Rights Promotion Network(LPN)=移民労働者支援
・ビルマ労働組合連盟(FTUB)=ビルマ難民の子どもの学校
・国連難民機関(UNHCR)メーソット事務所=ビルマ難民キャンプ支援
・在タイ日本国大使館=草の根(タイで活動しているNGO)支援