さとうきびの経営安定対策および生産振興策、WTO交渉に向けた要請行動を展開!910日)
地元の徳田議員・農水担当との意見交換
フード連合:糖業部会は、9月10日、鹿児島県・沖縄両県におけるさとうきびの品目別経営安定対策の見直しおよび生産振興策、さらにはWTO農業交渉に向けて、砂糖を重要品目に加えていただくよう、両県地元国会議員および農水省担当者に要請行動を展開しました。
さとうきびの経営安定対策については、零細・高齢農家など中小農家の切捨てにつながらないよう地元生産者の声を十分反映した更なる改善を求めました。これに対して地元議員からは、農家が意欲的に増産に取り組めるよう改善を検討したいとし、農水省担当者は、現地の「生の声」を数多く聞かせてほしいし、それらの要望を材料に財政当局と交渉を進めたいとしていました。
また、今年7月末に開催されたWTO農業交渉問題については、結果として決裂したものの、今後の交渉に向けては、地域の基幹産業を守るためにも砂糖を重要品目として確保するよう強く申し入れました。これに対しては、地元議員・農水省担当者共々、わが国の農畜産業を守る立場から強く臨むとしているものの、置かれた状況は大変厳しいことも主張していました。
フード連合としても、牛肉・乳製品・小麦・砂糖に大きく関連した産業であることから、今後の進捗状況を注視していかなければなりません。(文責:森下糖業部会担当中執)