第6回労働セミナー 労働法令の講演やパート組織化での討議行う66日)
パート労働法改正について話す龍井氏
 フード連合の「第6回労働セミナー」が6月6日・7日に静岡県網代温泉「松風苑」で加盟単組の役員を対象に開催され、全国から34名が参加しました。セミナーでは、3つの講演やグループ討議が行われました。

パートの組織化についてグループ討議
第1日目は、連合非正規労働センター総合局長の龍井葉二氏から「パート労働法の改正と労働組合の取り組み」について、講演を聴きました。龍井氏からは、法改正の経緯や参加労組の取り組みにおける留意点などが話され、特に各企業のパート労働者の組織化についても重要だと強調されました。また、フード連合組織アドバイザーの田中功氏からは「労働審判制度の概要と実態」についての話がされ、労働審判に持ち込まれる事件などについて聴きました。フード連合の渡邉会長からは「フード連合の運動と課題」について、組織化や春闘などについて話がされました。
また、2日目には「パートの組織化について各組合がどのように取り組んでいるか」をテーマにグループ討議が行われ、組織化の進捗状況や問題点などの情報交換を行いました。
最後の講演では、「日本流フードバンク活動の普及」について、NPO法人・セカンドハーベストジャパン渉外担当理事の秋元健二氏から説明を受けました。
セカンドハーベストジャパンは、“もったいない”を“ありがとう”にキャッチフレーズにして食品企業が製造し、包装のちょっとした不備や印字ミス等で破棄しなければならない食品などを企業から寄付していただき、児童福祉施設や、老人ホームなどの施設やホームレスなどへ配給し、大勢の困窮者への食料を提供しており、そうした活動について、話がされました。